金曜日の夜、翌日は休みということで夜釣りに出掛けた。
結論を言えば、釣果はゼロ。
下調べもせず行き当たりばったりの夜釣りだったから、それも仕方がなかった。
アタリりがマッタク無くなった午後10時、ボクは早々に竿を収めた。
ルアーをやっていた息子は、諦め悪く、竿を振り続けていた。
その夜は、ほぼ満月に近かった。
すっかり凪いだ水面に月がゆっくりと泳いでいた。
いつしか、無風になっていた。
湿った空気がしっかりボクを包んでいた。
車のエンジンは切っていた。
河口の広い河川敷には夏虫の声と、竿を振る音。
ボクは運転席に座り、開けたウィンドに両腕と頭をのせ、傾いた夜の世界を眺めていた。
そのときだった!。
閃光、いや違う、どちらかという淡い青白い光りが、ボクの夜の世界に割り込んできた。
それは左斜め上だった。夜空に相当する場所だった。
その光りは直線的に動き、そして音も無く消えた。
光りに焦点を合わせる時間は無かった。だから、その物体が、近かったのか、遠かったのか、よく分からなかった。
声を上げながら車を降りた。
「りょうぼう、りょうぼう、オマエ、見た!?、見た!?、今の」
「みとらん」
興奮したボクの声とは裏腹に、冷静な声が帰ってきた。
ボクは、今しがた見た物体についてアレコレと分析し、それを息子に話してみた。
そしてボクは結論に達した。
「お父さんが見たのはUFOばい、間違いにゃぁ~」
「そうかぁ?、流星じゃぁ?」
どこまでも冷静なヤツ。
「だって、今日は、ペルセウス座流星群の日じゃなかった?」
・・・・なんだか、そんな気がしてきた。
K団長が、FaceBookにそんなことを書いていたような書いていなかったようなことを思い出した。
サソリ座をまっぷたつに切る光りが目に入った。
なるほど、流星だった。
夜も遅かったけど、トニカク、K団長に電話してみた。
「・・・・今日、ながれぼしの日だっけ?・・・・・」
「そうばい、・・・・」
発光物体は、UFOではなかったのかもしれない。
結論を言えば、釣果はゼロ。
下調べもせず行き当たりばったりの夜釣りだったから、それも仕方がなかった。
アタリりがマッタク無くなった午後10時、ボクは早々に竿を収めた。
ルアーをやっていた息子は、諦め悪く、竿を振り続けていた。
その夜は、ほぼ満月に近かった。
すっかり凪いだ水面に月がゆっくりと泳いでいた。
いつしか、無風になっていた。
湿った空気がしっかりボクを包んでいた。
車のエンジンは切っていた。
河口の広い河川敷には夏虫の声と、竿を振る音。
ボクは運転席に座り、開けたウィンドに両腕と頭をのせ、傾いた夜の世界を眺めていた。
そのときだった!。
閃光、いや違う、どちらかという淡い青白い光りが、ボクの夜の世界に割り込んできた。
それは左斜め上だった。夜空に相当する場所だった。
その光りは直線的に動き、そして音も無く消えた。
光りに焦点を合わせる時間は無かった。だから、その物体が、近かったのか、遠かったのか、よく分からなかった。
声を上げながら車を降りた。
「りょうぼう、りょうぼう、オマエ、見た!?、見た!?、今の」
「みとらん」
興奮したボクの声とは裏腹に、冷静な声が帰ってきた。
ボクは、今しがた見た物体についてアレコレと分析し、それを息子に話してみた。
そしてボクは結論に達した。
「お父さんが見たのはUFOばい、間違いにゃぁ~」
「そうかぁ?、流星じゃぁ?」
どこまでも冷静なヤツ。
「だって、今日は、ペルセウス座流星群の日じゃなかった?」
・・・・なんだか、そんな気がしてきた。
K団長が、FaceBookにそんなことを書いていたような書いていなかったようなことを思い出した。
サソリ座をまっぷたつに切る光りが目に入った。
なるほど、流星だった。
夜も遅かったけど、トニカク、K団長に電話してみた。
「・・・・今日、ながれぼしの日だっけ?・・・・・」
「そうばい、・・・・」
発光物体は、UFOではなかったのかもしれない。