11月初旬の雨の休日、熊本市のとある中学校で、創立30周年の記念式典があった。
公立中学校として創立30年というのは若い方だと思うけど、少子化による学校の統廃合で、校名が消え行くことの多い昨今のことを考えれば、初期の卒業生にとっては、一応感慨深く感じても差し支えないような気がする。まして、我が子が在校していれば(ウチは違うけど)。
式典は、当然、校長先生の話から始まったわけだけど、創立当時から現在に至るまでエピソードを交えながらの紹介があった。
10周年記念式典のとき話が印象深かった。当時、記念講演としてオリンピック金メダリストの柔道家の山下氏に来校してもらったらしいのだけれど、式典当日の未明か早朝に「何者」が会場に侵入し、大量の水がブチマケられて開式が相当遅れたようなことがあったしらしい。それはつまり、学校が一時期荒れ放題だったってことだけど、ボクとしては、校庭から不発弾が出てきたことを話してもらいたかった。
「バクハツせんかなぁ~、バクハツせんかなぁ~、ガッコーごと吹飛ばしてくれんかなぁ~」
そんなことを本気で期待していた思春期の自分を思い出したりした。
自衛隊は昔から優秀だった。
話しは遡って今年の5月。
同級生から、今年が創立30年という話しが入ってきたのだった。
ボクらは、この中学校の2回目の卒業生で、「2期生同窓会」という会を組織していて、ボクは周りからの圧力でその代表を務めている。
2010年のお正月に同窓会を開催し、そのときの残金があった。残金の使い道については、同校に何か寄付というカタチがいいのではということで会員から同意を得ていたのだけれど、その後、忙しさにかまけて活動休止状態だった。
「この機を逃してはいけない」
そこで、役員のみんなと以下の手順を踏んだ。
①元クラス担任で同校の校長経験のある現在S中校長のH先生に相談
②H校長先生を通じ、現在の校長先生を紹介してもらう
③同校を訪問し、寄付の表明。必要物品等について話を伺う
④内容を持ち帰り、役員会、クラス幹事会を開き承認
⑤購入先と商談、基本デザイン確認
⑥発注
⑦納品
⑧支払い
発注先との連絡の行き違いでちょっとしたトラブルがあったけど、無事、式典の日を迎えた。
ボクは来賓として2列目先頭の席に座っていた。
式典の最後に記念品の贈呈式があった。
ステージで目録を読んだ。
「目録
一、 応援団旗、赤団、青団、黄団、一式
右、記念品として贈呈いたします」
応援団旗は、式典が行われた体育館の2階に掲げられていた。
壱拾五萬円也
公立中学校として創立30年というのは若い方だと思うけど、少子化による学校の統廃合で、校名が消え行くことの多い昨今のことを考えれば、初期の卒業生にとっては、一応感慨深く感じても差し支えないような気がする。まして、我が子が在校していれば(ウチは違うけど)。
式典は、当然、校長先生の話から始まったわけだけど、創立当時から現在に至るまでエピソードを交えながらの紹介があった。
10周年記念式典のとき話が印象深かった。当時、記念講演としてオリンピック金メダリストの柔道家の山下氏に来校してもらったらしいのだけれど、式典当日の未明か早朝に「何者」が会場に侵入し、大量の水がブチマケられて開式が相当遅れたようなことがあったしらしい。それはつまり、学校が一時期荒れ放題だったってことだけど、ボクとしては、校庭から不発弾が出てきたことを話してもらいたかった。
「バクハツせんかなぁ~、バクハツせんかなぁ~、ガッコーごと吹飛ばしてくれんかなぁ~」
そんなことを本気で期待していた思春期の自分を思い出したりした。
自衛隊は昔から優秀だった。
話しは遡って今年の5月。
同級生から、今年が創立30年という話しが入ってきたのだった。
ボクらは、この中学校の2回目の卒業生で、「2期生同窓会」という会を組織していて、ボクは周りからの圧力でその代表を務めている。
2010年のお正月に同窓会を開催し、そのときの残金があった。残金の使い道については、同校に何か寄付というカタチがいいのではということで会員から同意を得ていたのだけれど、その後、忙しさにかまけて活動休止状態だった。
「この機を逃してはいけない」
そこで、役員のみんなと以下の手順を踏んだ。
①元クラス担任で同校の校長経験のある現在S中校長のH先生に相談
②H校長先生を通じ、現在の校長先生を紹介してもらう
③同校を訪問し、寄付の表明。必要物品等について話を伺う
④内容を持ち帰り、役員会、クラス幹事会を開き承認
⑤購入先と商談、基本デザイン確認
⑥発注
⑦納品
⑧支払い
発注先との連絡の行き違いでちょっとしたトラブルがあったけど、無事、式典の日を迎えた。
ボクは来賓として2列目先頭の席に座っていた。
式典の最後に記念品の贈呈式があった。
ステージで目録を読んだ。
「目録
一、 応援団旗、赤団、青団、黄団、一式
右、記念品として贈呈いたします」
応援団旗は、式典が行われた体育館の2階に掲げられていた。
壱拾五萬円也