濃飛樹脂軌道

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CF-VZSU14の分解

2016-04-11 00:22:18 | 電子・IT
手持ちの松下製ノートPC・CF-L1やCF-X1などに使われているバッテリーはCF-VZSU14型という薄型の平たいバッテリーです。
手元に4枚あるうちの2枚が死亡しているというか、充電してもすぐ赤点滅するのでそのうちひとつをバラシてみました。
※これは改造に当たる行為なので良い子の皆さんは真似しないでください…我輩はチョイ悪な電気技術者なので注意しながら分解しています。


このバッテリー、普通に分解しようとしてもガチガチで分解できませんでしたが…実は横にふたつ金属部が露出している部分があり、テスターで抵抗値を当たると3Ωありました。
ニクロム線などであれば発熱でゆるむ可能性があるとの情報を得た我輩、手持ちの電圧可変型安定化電源でそこへ10V/3A程度を流してみれば…硬かった樹脂カバーが熱で緩み、分解可能な状態に。

その樹脂カバーを外すと、中には平型というか楕円形のリチウムイオンセル(単電池)が6個入っていました。
結線を調べると2並列×3直列のようです。
制御基盤から電圧測定してみると、0.7V,2.3V,2.4Vの順でした…0.7Vのセルが死んでいそうです。
電圧を5V程度に設定して各セル(2並列状態)を充電してみました…充電後の結果は0.9V,3.9V,3.7V。明らかにセル2つ死亡・4つはまだ生きています。
この状態でノートPCで充電しようとしても5~6秒で赤点滅になり充電が停止してしまいます。
そこで仮に0.9Vのセルに5Vの電圧をかけて制御基盤をだまそうとしても、CF-L1の充電は1分経たないうちに赤点滅に…。
ちなみに楕円形セルは[Panasonic CGP345010G]と判明。セル単品で通販してくれるところがあれば自力交換も可能ですが、あいにく検索では見つかりませんでした(TT)
充電基盤がまだ生きている可能性は大ですが、バッテリーリフレッシュサービスで断られる可能性の高い松下の赤点滅バッテリーパックを復活させるにはハードルが高そうです。
うーむ、何か方策を考えないと。


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