濃飛樹脂軌道

おもちゃ修理、鉄道玩具「プラレール」、独立型ソーラー発電、電気自動車など、理系技術系の話題がメインです。

みのかも/飛騨金山おもちゃ病院(Wヘッダー

2012-06-16 18:30:38 | おもちゃ病院
本日は午前中「みのかもおもちゃ病院」/午後から「飛騨金山おもちゃ病院」のダブルヘッダー。

雨天ゆえ雨に濡れるのを嫌がって来客少ないかと思いきや、さにあらずでした。
朝9時半の開始早々コンスタントに依頼あり、美濃加茂市内だけでなく川辺町や関市など周辺市町村からの依頼が目立ちました!
いつも受付担当者は依頼者へ色々問診しますが、知った理由に従来の開催地名が挙がりました。地道なPRが実を結び口コミでの広がりを実感(笑)
川辺在住者は4月の川辺児童館開催で知ったケースが多く、その際に「美濃加茂では毎月開催している」と話したことが利用につながった模様。みのかも定住自立圏は順調に機能しています。
関市からの依頼者は美濃加茂市西部・加茂野児童館の臨時開催があったことを知り本拠地へ来られたとか。ただ現在関市へ進出する余力はなく、まずはお仲間へ美濃加茂の活動をPRいただくことに。
今までの開催経歴の縁を肌で知ることができたのは収穫です(笑)メンバーのテンションも上がっている様子です。
※「かにさんくらぶ」は可茂広域配布であり、社協や児童館へ問い合わせる方は加茂地区各地でも増えています。既に社協みのかもへも依頼者からの連絡があり、美濃加茂の定期開催をPRしているとのこと。

本日はメンバー11名に対して11件。新米ドクターが多い割にはうまくいった感じです。
今回面白かったのは「アンパンマン」のハンドル。エンジン起動ボタンを押しても何も鳴らないときがあるとのことで、他のドクターがお手上げのものを我輩が診察…よく見るとコラムATのシフトレバーらしきものがあり、念のためP、Nの両レンジで起動ボタンを押したら動作、他のレンジでは動作しませんでした。起動後にRレンジにしたらバック音が流れて予感的中!本物さながらです(爆)
アクセル・ブレーキともDレンジでないと反応音ありませんでした。出来過ぎだなこれ(笑)
※実物にそぐった遊び方そのものでした…ホンマ最近のおもちゃはあなどれへんな。


12時前に美濃加茂撤収後、13時半の下呂市金山市民会館へ。
準備中に児童館の玩具が早速来院(笑)大忙しで準備を進め、美濃加茂からの応援部隊も揃ったところで13時半前から診察開始…既に依頼者が待機しかも今回は告知が行き届き開始早々「大入り」に!!前半30分で前回の総依頼数を上回りました(爆)
過去の経験から電池切れが多く、受付担当の我輩は電池容量診断に時間をとられましたが前半終了地点で依頼が途絶え、後半は総勢で修理に入る。
我輩は配線の切た携帯電話型玩具のハンダ付け修理。すべて断線していたため一度悩むも、フラットケーブル配線の基本を思い出し、電源線以外を順序通りに先に配線(ハンダ付け)、後で電源線を探り当てて何とか治す。結局モノは携帯電話の形をしたゲーム機「テトリス」でした(爆)懐かしい!

受付終了時間までに集まった玩具は16件、回数が少ないと小さな町でも依頼は多いです(下呂市金山町で約8000名)…修理を諦められない玩具の持ち帰りは5件、各自1件ずつ預かり。修理不能は2件、立派でした(笑)
下呂市金山町は美濃加茂市とのつながりが比較的強く、美濃加茂の活動もPRしました…半年も待っていられない方への対応も必要だからこそ地道なPRが役に立つと思います。
預かり品返却は7/21以降になりますが…メンバーの都合などで多少遅れる場合があります、了承ください。

ちなみに可児のメンバーは新設の可児市総合会館分室会場へ行きましたが…閑古鳥の模様ゆえ、今後のPRで何とかするほかあるまい。東可児&御嵩対応窓口も定着には時間がかかりそうです。

おもちゃ病院可児201206

2012-06-02 18:30:06 | おもちゃ病院
今月の可児おもちゃ病院は繁盛していました。
前回40件近くもあったためその返却でごった返したのに加え、前回を見逃した依頼者が比較的多く来院した模様。
やはり「かにさんくらぶ」広報の影響はまだ残っていました。今回も20件近くの来院、しかも11時前後は複数の依頼者が列を成す事態に…福祉センターのボランティアルームだけでは対応しきれないですね。

さすがに電池不足で動作しない依頼は減りましたが…説明書がないと診察できない玩具が比較的多いのには頭を悩まされます。最近の高機能玩具は説明書が必要になるものが多く、それを捨てられると我々ドクターでは手も足も出ないケースが多くあります。取扱説明書は必ず保管してください(切実)
※昭和の昔は説明書がなくてもそれなりに動かせたのですが…技術の高度化が玩具にも及び我々ドクターでもお手上げになりがち。

あと居直る依頼者には困ったものです。以前から依頼が多いですが、どうみても玩具に対する愛着が感じられません…すでに「この人は古い玩具を拾ってきて玩具病院で修理してもらい、ヤフオクなどで売り抜けるだろう」との悪い噂があり、さらに場慣れして段々態度が横柄になってきたせいか、過半数のドクターが不快に感じています。
元々貸館契約に「非営利であること」とあるため、今後それを話すことで解決を図ります。出入り禁止者が出ても、商売に手を貸して存続不能になるよりはマシ。

しかしそうは言っても、依頼者にきちんとした親御さんが多いのはうれしい限りです。直った玩具に対して、親から子供(幼児)へ「ありがとう、は?」と尋ね、それに子供も呼応して「ありがとう!」と言う←こういう一連の姿が見れるのが「おもちゃ病院」のよさであり、我々の活動も教育の場のひとつとして機能していると痛感させられます。
モノの大切さを養うだけでなく、道徳教育にも一役買っている訳でして…これがないとドクターが不快に感じるのです。職人気質なドクターの生き甲斐は奪っちゃいかんぜよ。

今月からは可児市NPOセンターでも開催されますが、蓋を開けてみないと判りかねます。