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EV充電器使いやすさ比べ

2019-02-04 19:08:01 | 電気自動車
各地のEV(電気自動車)急速充電器を使い回り、使い勝手の良し悪しが分かってきました。
以下、自分が使いやすい順にコメント。

1.日産44kW(多分NEC製)

省スペースで充電電流も大きい優等生です!
主な生息地は日産ディーラーや道の駅。日産純正でリーフ占拠率が高いです。
※実はこれで一番早く充電できる車種が三菱アイミーブMというのは隠れた事実。

画面表示項目は豊富。モノクロながら電圧・電流・パーセント・時間とも出るので理工系視点でバッチグー。
ただ認証が扱いにくく途中で充電終了する時も充電カードをかざしてからなのが難点、あと屋外設置のコントローラーは日光で保護カバーが劣化しやすく昼間に画面が見にくくなります。注意点はこの2つ!

2.新電元30kW

道の駅によくある中速充電器で、単相電源でも受電でき工事費を低減できる30kW機が一般的です。
画面表示は電圧・電流・パーセント・時間のみならずリアルタイムで電力量も出ます!理工系人間には判り易いですよ。
コネクター受けが壊れやすいのが唯一の欠点!?
新電元のサイトを見れば普通充電器と連携可能で、普通急速併設時のデータ通信費用を抑制できるとか。よく考えて作られた名機です。

3.東光高岳 20/30/50kW

電気技術者なら判る重電メーカーの充電器。割とよく見かけます。
分布はコンビニ20kW、三菱ディーラー30kW、日産ディーラー50kWが定番。
画面表示は電圧・電流・時間・パーセント、最後に充電量。パーセント棒グラフは好みが分かれます。
欠点はコネクター格納の扉。閉まりにくい・蝶番が錆びた個体もあるのが残念です。

4.JFE 50kW(蓄電池アシスト付)

ラピダスと呼ばれるJFEの蓄電池付急速充電器。
最大の武器は低圧受電でも50kW供給できる点、蓄電池は待機中に充電しEV充電時に供給放電、非常災害用に交流100Vを出せます。多目的!
ホンダディーラーや道の駅にありますが高価で設置例は少なめ。
画面表示はシンプル、充電中は電流・時間・パーセントのみ、時間は秒単位が出ません。これは頂けない
電池が放電すると最大電流67A…25kW機相当です。他車充電直後は要注意!

5.ハセテック 44kW
岐阜県では初期導入事例の多い大出力充電器。
表示は電圧・電流・パーセント・時間が出るので満足。
黄色い筐体とモノクロ表示が時代を感じさせますが電気技術者的には好感が持てます。

6.富士電機 44kW
初期の大出力機、主な生息地は日産ディーラーやイオン系商業施設。

白色の無骨な筐体と白黒の液晶表示が決め手!表示も小さいながら電圧・電流・時間・パーセントが出るなど抜かりはありません!
ただし充電レバーが特殊で握るのにコツが要ります。注意点

7.NTTファシリティ 30kW

たまに道の駅で見かけます。表示は豊富で電圧・電流・時間・パーセントともカラーで出ます。それは有難い
新電元と似ていますが、認証装置は内蔵しておらず外付けor係員操作のどちらか。そこが惜しい&それで設置例が少ないです。

8.ニチコン 20/30kW

リーフtoホームで有名なニチコンの省スペース充電器。道の駅や三菱ディーラーで多く見かけます。利点は重量が少なく工事費も廉価。
ただ他社の400V定格に対し500V定格が仇で他社製の8割しか電流が流れません…充電速度が遅いとEVユーザーによく言われる欠点。
表示も時間・パーセントのみ、ケーブルも大概短く駐車の向きも要注意。何かと不人気要素が多いです。


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