濃飛樹脂軌道

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オフグリッドで原発のいらない暮らしへ

2017-01-16 05:04:02 | 社会・雑談
先日入手した書籍「未来のあたりまえシリーズ1-電気は自給があたりまえ~オフグリッドで原発のいらない暮らしへ」の感想です。

この本には自分が考えてきた考えと概ね一致しています。
共感したことを以下箇条書きでまいります。
1.熱に電気を使わないこと
 オフグリッドで一番ネックとなるのが電熱使用機器。熱源はプロパンガスなど他のエネルギーで賄えますのでオフグリッドソーラーの電力を使わないほうがいいということです。
 かくいう自分は以前オフグリッドソーラーで電気あんかを使っていましたが、1~2時間で蓄電池の電力がなくなりインバーターが切れるので実用性が低いと判断、今は使っていません。
 これに限らず複数の書籍で「電気でなければ使えないもの以外はなるべく他のエネルギーで代替する」とあるのでこれは間違いないでしょう。
 ただでさえ電気は発電時の熱源のエネルギーの半分以下(約40%)しか電気にならないのですから!
2.電力会社と手を切る
 自分は電力会社と縁のある電気技術者ですが、将来このムーブメントが起きると失職する危険があります(爆)だからこそ自宅をいつでも電力と縁が切れてもいい状態にしたいと考えています。
 幸い連系型太陽光発電が屋根に乗っているのであとは10kWhクラスの蓄電池さえ手に入れば何とかなりますが…そうなるならば将来の車の買い替えは電気自動車にする必要があります。
 V2H導入費はかかりますが、もしそれが可能になれば電力線と関係しないオフグリッド発電生活ができる可能性があるのですが…この本にもそれに近いことが書いてありました。いつかはそれがあたりまえになって欲しいですね。
 そうなれば大出力発電所、ひいては原発稼動の可能性を下げることができると思います。
3.「原発の電力が安い」はウソ
 どうみても東日本大震災の福島第一原発事故で致命的な大損害が発生した地点で「原発の電力はコスト的に高い」と言わざるを得ません!
…しかし国はいまだに「原発の電力は安い」と言っています…これは明らかに国民にウソをついているといわざるを得ません!(爆)
 この本にも第三者の試算ですが「実は原子力発電は石油火力より高い」ことが書いてあり、揚水型水力発電と組み合わせるとさらにコストアップすることがデータとして書かれてあります。これも見逃せないポイントでしょう!
4.上意下達の社会から下克上の社会へ
 これも感動した話であります…特に今後のエネルギーの在り方はこれが当てはまるでしょう。
 太陽光発電がこれだけ普及すれば、電力の在り方も変わってくるでしょう…石油や原子力に頼らなくて済むのであれば日本の財力を海外に放出する分量も減っていくことは明らかですので。
 そして人間の働き方も現状の「働かされる」から「自ら自発的に働く」に転換すれば、過労死などの問題もなくなっていくと思われますので。
 そのうち地域電力会社が発足して電力の自給自足が普通に行われるようになれば有難いですね。それこそ電力の下克上社会になるんでしょうが。

…まだまだこの本を読み始めて時間が浅いですので、読み勧めていろんなことを書いていこうと思います!では。


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