濃飛樹脂軌道

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日産でんきキューブ[コンセプト]

2018-09-16 09:24:58 | 電気自動車
もう10年前の話ですが、日産キューブの電気自動車「でんきキューブコンセプト」があったのはご存知ですか?
2008年ニューヨークモーターショーに出品されましたが発売されず代わりにリーフが出ました。たまたま検索していたらウィキペディアに記述がありました。

車体は先代キューブの3列シート「キューブキュービック」と同寸法の5ナンバー枠。
定員5名(キューブキュービック車体であれど7名ではない)。
リチウムイオン蓄電池は床下配置…リーフ同様と思われる。
充電プラグはリーフに同じくフロント配置、ただし急速充電ポートなし。
重量・電池容量・一充電航続距離は不明。多分それら問題からリーフに先を越されたと推測。

市販されなかった理由、空力特性がリーフに劣り一充電航続距離が短いのが問題だろう。だが三菱がアイミーブの機器を流用して商用車ミニキャブミーブを出したように日産もリーフの機器流用で商用車e-NV200を出しており可能性は捨て切れませんよ!

そこで「日産でんきキューブ」を想定。
電池容量を現行リーフの40kWhでなく半分の20kWhとすると一充電走行距離は160km程度…日産三菱で組んで東芝SCiBを20kWh積んでも一充電走行距離はホンダフィットEVと同程度の200kmが関の山。
航続距離を増やすには車体を設計し直しリーフと同じ電池を積むべし…40kWh積んで350km走れば十分。とはいえコンパクトなミニバンの電気自動車が欲しいという層にはウケます。それ以前に小型車5ナンバー枠のEVが欲しい要求は決して少なくないはず(日本には道路幅の問題がある)自身も三菱アイミーブにたどり着いたのでそこは重視します。

電気自動車に求めるものは航続距離以外のEVならではのメリットをあげるべし。
1.自宅充電できてガソリンスタンドに行かなくても済む。
2.買い物中充電で自宅充電の機会を減らせる。
3.非常停電時に車から電気を取り出せる(外付けオプションでも可)。
4.太陽光発電やV2Hと組み合わせれば自宅停車中は家庭用蓄電池としても使える。
5.震災などで早く復旧するのは電気!ガスやガソリンは後回しになります。
 逆に台風・配電線故障の場合は電機がなかなか復旧しない場合もあるが住宅用太陽光発電がある家なら問題なし。
最近はエコ意識よりむしろ非常災害などインフラダウン時への備えが重要課題、クルマ選びに「停電への備え」が売り文句に加われば相当な武器になるでしょう!
ただ100V/1500Wインバーターを搭載して登場したe-NV200が高すぎて売れなかったのも事実。そこが難しいでしょうか。

最後に、もし本当に「でんきキューブ」が出るとしたらつけて欲しい装備をリストアップ。
1.ミニバンや軽トールワゴンでは標準装備の電動スライドドア。今まで日本で売られた電気自動車には電動スライド設定車がないのでそれがEV普及の壁になっていると考えればこれはマストかもしれません。
2.100V/1500W車内取付インバータ…SUVでなくとも車内の掃除やピクニック先で調理器やコーヒーメーカーを使いたいなら必要でしょう!もちろん災害対策にも一役買います。
…足りないものは主婦の目線!?


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