平和への希い202 戦後70年
為政者の傲慢、民主主義を潰す 2015.12.11.
2015.12.10.の日経朝刊『春秋』欄。要旨は以下の通り。
「13歳まで中国・湖南省で生まれ育った林耶凡さんが、母親とカナダに移住。
アナスタシア・リンという新しい名前で暮らし始めたが、中国で教わったこと
を信じていた。ところが、天安門事件通して共産党政権の暗部を知り、中国に
人権を、中国に民主主義を、と声を上げ、大学・女優を経て、言動に熱を帯び、
効果的なアピールの場と期待して参加したのが、ミス・ワールド・コンテスト。
5月にカナダ代表に選ばれ、今月19日に中国のリゾート地での決勝に出る資格
を得た。ところが招待状は届かず、自腹を切って現地入りしようとしたが阻止
された。中国大使館員がカナダ紙に『彼女は歓迎されざる人』と告げた。
3日、カナダに戻ったリンさんは空港で大歓迎を受け、ミスコンに出る以上の
効果があったと言えるだろう。
ひるがえって、日本でのこと。
旧日本軍による戦争被害などをテーマに都内で開いたシンポジウムに、細菌戦
被害者の遺族ら中国人12人が出席できなかった。外務省は理由を明かさない
ままビザを発給しなかったから。こちらはこちらで恥ずかしい気分を禁じ得ない。」と。
中国の為政者については理解したくないが「わかる」けれども、民主主義日本の
為政者はいつから独裁者になってしまったのか。
『脛に傷を持つ』身が共通しているのかな?
それにしても、為政者が民主主義を平気で切り捨てる傲慢さは、侵略戦争、太平洋
戦争で多くの国の人々や国民を塗炭の苦しみに落とし込んだ、安倍総理のお爺ちゃ
ん達も加担した軍部ファッショに通じているような気がし、身震いします。
為政者の傲慢、民主主義を潰す 2015.12.11.
2015.12.10.の日経朝刊『春秋』欄。要旨は以下の通り。
「13歳まで中国・湖南省で生まれ育った林耶凡さんが、母親とカナダに移住。
アナスタシア・リンという新しい名前で暮らし始めたが、中国で教わったこと
を信じていた。ところが、天安門事件通して共産党政権の暗部を知り、中国に
人権を、中国に民主主義を、と声を上げ、大学・女優を経て、言動に熱を帯び、
効果的なアピールの場と期待して参加したのが、ミス・ワールド・コンテスト。
5月にカナダ代表に選ばれ、今月19日に中国のリゾート地での決勝に出る資格
を得た。ところが招待状は届かず、自腹を切って現地入りしようとしたが阻止
された。中国大使館員がカナダ紙に『彼女は歓迎されざる人』と告げた。
3日、カナダに戻ったリンさんは空港で大歓迎を受け、ミスコンに出る以上の
効果があったと言えるだろう。
ひるがえって、日本でのこと。
旧日本軍による戦争被害などをテーマに都内で開いたシンポジウムに、細菌戦
被害者の遺族ら中国人12人が出席できなかった。外務省は理由を明かさない
ままビザを発給しなかったから。こちらはこちらで恥ずかしい気分を禁じ得ない。」と。
中国の為政者については理解したくないが「わかる」けれども、民主主義日本の
為政者はいつから独裁者になってしまったのか。
『脛に傷を持つ』身が共通しているのかな?
それにしても、為政者が民主主義を平気で切り捨てる傲慢さは、侵略戦争、太平洋
戦争で多くの国の人々や国民を塗炭の苦しみに落とし込んだ、安倍総理のお爺ちゃ
ん達も加担した軍部ファッショに通じているような気がし、身震いします。