【2024年1月23日に江戸京子さんが、2週間後の2月6日に小澤征爾さんがご逝去されました】
『音楽の友』1962年3月号より小澤征爾さんと江戸京子さんの結婚披露宴のようすです。
1962年1月5日(金)、日比谷三井ビルディングにて。
↑ さすがの小澤さんも神妙そのもの。
↑ 媒酌は井上靖夫妻。
↑ 左は小澤さんのご両親、開作さんとさくらさん。
↑ 立食だったんですね。真ん中は当時の首相・池田勇人。祝辞で新婦の父、江戸英雄のオンチをバラした。
↑ 幸せそう!
↑ ご学友らに囲まれた京子さん。
↑ 旧友たちの合唱団を指揮する小澤さん。
↑ 新婦と井口基成氏、柴田南雄氏。
↑ 左は式の進行を買って出た黛敏郎氏。演出は浅利慶太氏でした。
豪華メンバーですなー!1966年にお二人は離婚してしまいますが小澤さんの『私の履歴書』(日経新聞)にはこうあります。「離婚後も江戸英雄さんは僕のことを『息子だ』と言って、亡くなるまでかわいがってくれ、京子ちゃんとも後に良い友人に戻れた。」
【追加:原宿のCアパートでの小澤夫妻。『藝術新潮』1962年9月号より】
小澤さんと京子さんは桐朋学園音楽科の同期で、他の同期生としてピアノの林秀光、本荘玲子、松岡三恵、水谷弥生、竹前聡子、ヴァイオリンの堀伝、オーボエの乃村和子がいるそうです(敬称略)。
【参考】
小澤征爾・入江美樹(ヴェラ・イリーナ)夫妻。FLASH誌1986年11月19日号より再掲
そう言ってくださるとうれしいです!
これからもよろしくお願いいたします。
京子さんは再婚されなかったんですね。
ケーキ入刀の次の振袖の写真ですが、通常扇子は帯に入れるのに、なぜか帯締めに扇子を挟んでいますね。令嬢なのに不思議なことです。着付けをする人は、ここに扇子を挟むなどあり得ないはずなのですが。
> ケーキ入刀の次の振袖の写真ですが、通常扇子は帯に入れるのに、なぜか帯締めに扇子を挟んでいますね。令嬢なのに不思議なことです。着付けをする人は、ここに扇子を挟むなどあり得ないはずなのですが。
これについて自分は気がつきませんでした、というか扇子の挟みかたについて全くの無知でした。
記事を書いた頃から少し気になっていたのですが、画像における江戸京子さんの表情があまり明るくないというか、うれしくなさそうというか。。それと扇子の件は無関係だと思いますけど、確かに謎ですね。
ライラックさま、また何かありましたらよろしくお願いいたします!
明けましておめでとうございます。
帯は、縦半分に折り、袋状になるように巻きますから、後ろでお太鼓に結んでも、前はポケット状態になるのです。端の方が上になるので、それを隠すために帯揚げをします。
戦時中スウェーデンに赴任していた小野寺信氏の奥方は、帯に秘密の手紙を挟んでいたとか。袂より帯の方が落ちないと思います。
これがトルコから欧州になると、スクエアに大きく開いた胸元に、手紙を隠しますね。どうして落ちないのか、以前から不思議でした。
結婚式場ではプロが着付けをして写真を撮ると思うので、帯締めに挟んだのは京子様ご本人ではなかろうかと思います。扇子を使われて、しまう時にうっかりと。洋装の多い方だったのかも。ブザンソンのコンクールで一位になった際には、前日に来てもらった京子さんともう1人の女性が、優勝インタビューなどの同時通訳をしてくれた、と小澤さんの著書に書かれていました。京子さんは、親から音楽家同士の結婚はうまくいかないと言われていたので、不安があったのかもしれませんね。案の定そうなったのですが。
知らない事を興味深く見せて読ませて貰いましたです
またお邪魔させて貰いますね^^
sakurabanaさまのブログ拝見しました。
きれいな写真がたくさん!暖かいブログですね。
これからもよろしくお願いいたします。