食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

口内炎

2009-06-19 10:13:50 | 日記
 「昨日、食事中におもいっきり舌を噛んでしまい、口内炎になってしまった。しばらく憂鬱で、つらい日々を送らなければならない。」

 これは、昨日、本当に僕がしてしまったこと。どなたでも、この状況をご理解いただけると思う。

 しかし、医学的な表現方法として間違っている。

 舌のみに炎症症状がみられる場合、舌炎という。 口内炎とはいわない。「舌を噛んでしまい、舌炎になってしまったよ」 としなければいけない。

 口内炎の定義として・・・・・口腔粘膜の2箇所以上に炎症がみられる場合をいう。

 例えば、唇の裏側に1つ白く丸いクレーター状のものができた。「口内炎ができて、痛くて、痛くて」と普通言う。 が、正しくは、「アフタができて、痛くて、痛くて~」となる。
 さらに、唇の裏側に、上記のものが2つできた場合は 「アフタ性口内炎ができて、痛くて、痛くて~」と言う。

 ただ、厳密に言うと、アフタは病変なので、できる、ではなく、なる、と表現しなければいけない。
 「アフタ性口内炎になってしまい、痛くて、痛くて~」と表現する。

 これ以上、この話を続けると、ネチネチしたタイプと勘違いされるので、終わりにしたい。


 口内炎、ではなく舌炎には、ごぼうをすってお湯に溶かしうがいするのがいい。あるいは、トマトジュースでうがいするのもいい。今日から試してみよう。


 どうしても、口内炎と言ってしまう。      習慣だからしかたない。