とある出版社から医院に電話が入った。
先般ブログにも書いた「ドクターズファイル」やこの「院長の雑記帳」を見たとの事。
その中の朝日新聞への投稿も見て頂いたらしい。
本を書いて出版しませんか?というお話だった。
聞いた話を総合すると出版業界で言うところの共同出版のようだ。
単なる自費出版とは違い、全国書店の販路に乗るようである。
これは千載一遇の作家デビューのお話しか!!と思ったがそうは問屋が卸さない。
先ほど述べた共同出版というのは作家の費用負担が発生する。
あまり詳細を書くと先方も御商売なので差し障りがあるといけないから大まかに書くが…
初版数千部で200ページの本を出すに当たってのこちらの持ち出しは数百万円。
無名の作家の本なんて売れるかどうか判らないので出版社だってリスクは負えない。
当然と言えば当然の話である。
こちらの持ち出しが無ければ食いつく話であるが、私の壮大な夢の”目指せ!渡辺淳一”は壮大な夢で終わってしまうようだ。
それにしてもである、出版のプロが話を持ちかけてくること自体喜ばしいではないか!
箸にも棒にも掛からない文章ならば出版社だって声すら掛けてくれないだろう…
気は持ちようだ。
わずかではあるが、出版のプロに私の文章が目に留まったのだ。
温めている企画が無いわけではない。
文字に越して色々な出版社に売り込んでみようかなどと良からぬことを考えてもみたりする。