今年の夏もお世話になりました。
いわゆる玉突き人事の要領で、この十数年は風呂場の脱衣室で稼働していました。
なんとも懐かしい昭和の扇風機の佇まい。
根本のオレンジ色の釦を押すと油圧(またはガス圧)で高さが容易に変えられる仕様です。
型式はF-270B
東芝のホームページを確認すると昭和55年~昭和56年(1980~1981年)製造のものだと判明しました。
42~43年、使っている計算になります。
古い扇風機は配線等の劣化やホコリが原因の発火が懸念されます。
それもあって、脱衣室での使用です。
運転時に確実に人が居るのと、5~10分の連続運転しかしないのが安全担保の前提です。
基底部の裏側の表示には結線図が記載されています。
ヒューズ切れに関する注意が書いてあります。
昭和家電は修理するのを前提にしていたことが伺えます。
最近の家電はブラックボックス化していますし、壊れて直すのに購入代金より高くつく場合も多いので、ここまでの配慮がありません。
この当時は「東京芝浦電気株式会社」です。
その後(昭和59年~)、愛称の「東芝」(株式会社 東芝)が社名になりました。
我が家では、壊れて修理して、再起不能になるまで使い倒すのが基本なので、まだまだ脱衣室での短時間稼働で使い続けると思います。