薬剤を箱で仕入れるとだいたい1000錠なんだよねーーーそうそう!って違うわ!!(ノリ突込み)
医療従事者が常在戦場(じょうざいせんじょう)を変換すると錠剤1000錠と出ます(個人の感想です)
と、冗談はさておき本題です。
「常在戦場」これは古く長岡藩の武家に伝わる言葉で武士は常に戦場に居る気構えでなくてはいけないと言う意味です。
長岡出身の山本五十六元連合艦隊司令長官も好んだ言葉です。
「そなえよつねに」これは100年ほど前の元イギリス軍人でボースカウトの創始者、ベーデン・パウエル卿がボーイスカウトのモットーにした言葉です。漢字で書くと「備えよ常に」ですがボーイスカウトでは平仮名で表記します。何事も普段(不断)の準備が大切であるという教えです。
医療界には「スタンダードプリコーション」と言う言葉が有ります。日本語では「標準感染予防策」と表されます。
例えば、肝炎の患者さんが来るとします。問診票の既往歴に肝炎と書いてあるのを見て慌てて感染予防をしてるような体制ではダメなんです。
普段から感染症の患者さんが来ても大丈夫なように感染予防策をしておくのです。
問診票に書いてくれない場合もありますし、患者さん自身がキャリアな状態で自分が保菌者だと知らない場合だってあるのです。
我々医療人は平時から「スタンダードプリコーション」を心がけています。
さて、話は変わりますが…
政府は新型コロナウイルス感染症のピークを遅らせると言って3月半ばまでを瀬戸際だと表現して国民に予防策を強いています。企業なんかもテレワークや時差出勤しているそうです。
その2週間が終わり、また都市部で満員電車通勤が始まり送別会も行われます。
政府の計画通りピークが遅れてやって来ます。
遅れたピークが年度末・年度初めに来たら政府の理論だと新学期がスタートできないんですよね…。