広小路歯科 院長の雑記帳  (豊橋の歯科医院)

休診日:木、日、祝日
診療時間:9時~12時 2時~7時
*土曜は5時まで

神に抗う

2007-06-27 09:56:43 | Weblog
野生では牙を一本失う事、それは即ち死を意味する。

文明社会における人間でも、それと近いことが考えられる。
解りやすい例で言うと、無歯顎(むしがく:歯が全くない状態)の高齢者などは、食べる事の出来る食材も限定され、咀嚼が不十分な為に胃腸への負担もかかり、栄養の吸収も悪くなる。
結果、歯牙が健全な同年代よりも死期が早まる。
(無論、悪い生活習慣や基礎疾患がベースにあって無歯顎になるケースも多いが、それらの要因を度外視して話を単純化した例である。)

我々、歯科医師は無歯顎の者に、義歯を装着し咀嚼機能、発音機能、審美機能などを回復するが、それはある意味、自然の流れに反することなのかもしれない。

虫歯治療、歯周治療、欠損補綴治療などなど、すべての日常診療行為は言わば神に抗う行為なのかもしれない。




などと、時々哲学するのも面白い 


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海保 巡視艇

2007-06-25 14:43:01 | ボーイスカウト
昨日はボーイスカウトの行事で海上保安庁の巡視艇に乗ってきました。

あいにく雨が降っており湾内の視程はあまりありませんでしたが、

貴重な体験ができました。


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中国産の入れ歯

2007-06-23 09:54:03 | Weblog
「入れ歯の輸入認めるな」歯科技工士80人、国を提訴(朝日新聞) - goo ニュース

さすがに中国産の入れ歯は皆さんもイヤでしょ?

うちは個人開業の技工師さんの一品物ですよ。(あたりまえだけど)

工場みたいな大きな歯科技工所もあるけど、製作行程ごとに担当者がちがう流れ作業だから、大きな所は使っていません。

これも私のささやかなこだわり


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事業所歯科検診

2007-06-18 15:20:21 | Weblog
昨日は歯科医師会のお仕事で事業所歯科検診に行ってきました。

場所はデンソー豊橋製作所の健康保険センターの体育館。

デンソーはじめ関連事業所あわせて6社の家族検診でした。



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渇水と歯科医院

2007-06-15 15:28:56 | Weblog
梅雨に突入しましたね。

再三、言いますが「水不足が心配」です。

ご存知のように歯科治療にお水は不可欠です。
エアタービンによって歯牙を高速切削する時は発生する摩擦熱を抑えるために注水しなければ、歯の組織が熱傷壊死してしまいます。
また、ゆすいでいただくにもお水が必要ですし、清潔を保つ為にする手洗いにもお水が欠かせません。

私が勤務医だったころ瀬戸市の一部が時限断水したときに聞いた話ですが…
タービン切削時には農薬散布器に溜め置きしておいた水を入れて、それで冷却水を噴霧したり、患者さんが口をゆすぐたびにヤカンで水をコップに入れたりしたそうです。

あと、断水が復旧した直後は赤水がしばらく出ますよね。
水道管のサビなんかが水圧変化で剥離して流れ出たりするのでしょうけど。
歯科医院だとコレが困り者…
一応、歯科ユニット(診療台)の水周りにもフィルタは付いていますが、末端のタービンのハンドピースはそのフィルタを通過した微細な鉄粉などでもトラブルを起こします。

ですから、時限断水が日に何度も復旧するたびに赤水が無くなるまでユニットの水周りのジョイントを外して空廻ししなければなりません。

これではまともに診療ができません。
江戸時代の川柳に「大工殺すにゃ刃物は要らぬ雨の三日も降ればいい」なんて有ったと思いますが、歯医者さんバージョンだと「歯医者殺すにゃ刃物は要らぬ水を三日も止めりゃいい」てな感じですね。






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天候不順

2007-06-11 16:43:50 | Weblog
ここのところ、お天気が安定しませんが大丈夫なのでしょうか?

天気予報で「例年より~」なんて、平均値を基準に表現してますけど…

そんな典型的な平均値に近い天候の年って今までありましたっけ?

年によって天候が平均より違ってバラバラなのが普通のお天気なのかもしれません。



それはそうと昨シーズンは降雪量が極端に少ないので、雪解け水も少ないのも皆承知のことなのですが…

あまり問題視して騒いでいませんね。

水不足とか、それに伴う米不足とか数ヶ月もしないうちに大問題になりそうですけど心配しすぎなのかなぁ?




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園医

2007-06-08 15:23:08 | Weblog
昨日は柱保育園の歯科検診と、フッ素洗口の為の保護者説明会をしてきました。

写真は、三々五々、説明会会場に集まってくるお母さん達です。

本年度から、私が園医をしている柱保育園では「フッ素洗口」が行われます。
それに先立って、対象の年齢の保護者の皆様に集まって頂き、フッ素についての歯科医学的立場に基いての説明をパワーポイントを使用してお話してきました。

ご存知ない方に簡単にフッ素洗口をごく簡単に説明しますと…
今や保育園、幼稚園、小学校においては生え始めの柔らかい歯質を強化する為にフッ素洗口剤を用いて、みんなそろってブクブクうがいをして虫歯予防をするのです。
豊橋市では過半数の園・小学校がこのフッ素洗口を実施しています。







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虫歯の予防法 

2007-06-05 10:03:51 | Weblog
では、昨日の話に基いて「虫歯の予防」のポイントを伝授します。

虫歯の成因には四つの要素があります。
1.細菌
2.歯
3.糖
4.時間

これら四つの要素のが重なって虫歯ができるのです。

まず、虫歯原因菌の存在。
虫歯原因菌が極めて少ない口内環境であれば多少ラフな食生活をしても、細菌が産生する酸の量も知れてるので歯が脱灰されるリスクが減ります。
(細菌を減らすお話)

次に、歯質。
歯の耐酸性を高めておけば、同じ酸性度に晒されても溶けにくくなります。
フッ素塗布などで歯の結晶構造を強固なものに置換することもいいでしょう。

そして、糖質。
虫歯原因菌が酸を産生しないように栄養を与えなければ虫歯は防げます。
虫歯原因菌の栄養にならない糖や代用甘味料を用いて糖質のコントロールをするのが効果的です。
砂糖の量を減らしたり、キシリトールなどを応用した食品など工夫できます。

最後に、時間的要因。
酸に歯質が暴露されても瞬時に歯が溶かされる訳ではありません。
それなりの作用時間が必要なのです。
食後すぐに歯磨きをして、早急に口腔内を酸性から中性に戻すと効果的です。

上記の四つの要素を上手くコントロールできると、絶対に虫歯になりません。








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6月4日

2007-06-04 09:59:33 | Weblog
今日から「歯の衛生週間」の始まりです。
昔は6月4日を「虫歯予防デー」って言っていましたけど今は言いません。

元々の名称が「虫歯…」なので「歯の…」って「歯」が強調されています。
個人的には「歯科」と言うより「口腔科」のつもりなので「口腔の衛生週間」にならないのかなぁ…って思っています。

それはさておき、皆さんは虫歯ができるメカニズムをご存知ですか?
日本歯科医師会のリンクを張りますので、見てみてください。
日本歯科医師会HPリンク

メカニズムが理解できると、自ずと予防法も浮かんできますね。
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電波の日

2007-06-01 10:42:33 | Weblog
6月1日は電波の日だそうです。

そんなわけで、わたしの私設無線局の写真を公開!

もともとアマチュア無線を趣味にしていた父が亡くなったので、その機材の保守が目的で試験を受けて開局しました。

今はベランダに簡単なアンテナを設置していますが、周波数帯によっては北海道や沖縄をはじめアジア各国と交信可能です。
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