広小路歯科 営繕課 課長(兼院長)の大賀です。
16年ほど使用しているレントゲン自動現像機から異音がするようになってきました。
この現像機は業界ベストセラーだったのですが、デジタル化が進んだので元々の製造メーカが撤退してしまいました。
壊れたら一巻のお仕舞いと覚悟はしていたのですが、数年前に引き継いでくれる会社が出てきたので、首の皮が繋がりました。
上の暗箱部を外すと各槽のローラーにモータの回転を伝えるプーリーとベルトがあります。
最初はベルトの弛みを疑って、ベルトを交換してみたのですが異音は鳴りやまずでした。
次にプーリーを調べるとガタつく物がありましたので、観察すると軸保持部に亀裂が入っているのを見つけました。
この現像機を引き継いだ会社は非常に対応が良く、以前もらった部品リストから必要な部品を発注するとすぐに送り届けてくれます。
部品代(プーリー1個)、送料、代引き手数料で2500円ほど掛かりましたが、無事に交換できました。
元々の設計も損耗しそうな部分はアクセスしやすい造りになっており、ユーザーが手出しできるのが嬉しいです。
たいてい医療機器は専門業者に来てもらって、やれ部品代だ、やれ出張費だ、やれ技術料だと、ちょっとした補修でも5万、10万掛かります。
なるべく自前でできることをやらないと地方の小規模医療機関では赤字になってしまいます。
診断(原因の切り分け)ができたので良かったです。
おかげで異音も無くなり、普通に使えるようになりました。