アマゾンでキャンプ用品を眺めていたら3000円で売られているタープが目に留まりました。
この価格帯だと、たいていはポールが付属しない仕様が多いのですが、ポールも付いてこの値段なので、試しに購入してみました。
それにしてもコロナ禍のキャンプブームのお陰でキャンプ用品も安いメーカが乱立し、全般的に値段が下がっています。
そしてまた、そのキャンプブームで始めた初心者にも用品が行き渡って、市場は少々ダブつき気味の様で、探すと投げ売りの様な価格設定の物も散見できます。
そのタープですが、1か月ぐらい前に届いては居たのですが、張る機会もなく置いてありましたが、いよいよゆっくり張る時間も取れたので庭に試し張りをします。
全長3mの比較的小さなものです。
個人用テントのフライシート代わりにしたり、中にコット(折り畳みベッド)を敷いてお昼寝するのに良さげなサイズ感です。
安いだけあってちゃんとしたメーカ製と違うところが多々あります。
キャンプ経験が有れば自分で足りないところをカスタマイズ出来ますが、全くの初心者の方は安さに釣られて手を出さないほうが良いかもしれません。
そんな足りないところをいくつか列挙していきます。
・ポールは4本継ぎで240cmもありました。バランスを考えると1本ポールを間引いて3本継ぎ(180cm)で使用すると良いでしょう。写真は3本継ぎで使った様子です。
・ガイロープは全て同じ長さで8本入っていました。メインロープとしては良い長さですが、四隅や中間には長すぎるので半分の長さにしました。半分に切ったので本数的にも必要な10本以上になりました。
・自在金具も付いていません。自在結びのスキルが要ります。毎回、自在結びをするのも面倒なので、100均で自在金具を購入し、10本のロープにそれぞれ装着しました。
・ペグはピンペグが8本でした。メインロープで4か所、四隅に4か所なら8本のペグで足りますが、中間に2か所使うには2本足りません。他のテント類の余ったピンペグを2本追加しました。地盤によってはピンペグだともたないので、他のペグを持参します。
・ハンマーの付属は有りませんでした。これも100均で小さな金槌を買って追加しておきました。
・縫製の末端処理が雑です。ちゃんとしたメーカなら糸がピロピロ出ないように几帳面に切っていますが、適当に切っているのか余り糸がピロピロと数センチ風になびいています。
・長辺3mの中間にループが縫ってあるのですが、片側から測ると135cmで、もう片方から測ると165cmでした。笑っちゃうぐらいオフセットされています。
まあ、これぐらいのクオリティで3000円なら良かったのではないでしょうか。もしすぐに破れてもポールを買ったと思える価格です。
次回、建てる時はロープの長さも合っているし、自在金具は付いているので楽に立てられることでしょう。