モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

電信柱(バシラ)とモールス通信

2016年02月01日 | 寄稿
◆寄稿 樋口 実 アメリカ西部劇映画のDVDの中ではよく見られる情景だが、木材を燃料とする古い蒸気機関車の線路沿いに立つ木柱に張られた銅線を、馬に乗った盗賊団がナイフで切断したり、駅舎の片隅で通信電報を送っている人間もろとも、殺害破壊したりする。 あの場面で、駅員が操作している通信機械が、モールス通信機である。 わが国では、明治維新後に、新橋~横浜間に蒸気機関車の線路が布設された。その時 . . . 本文を読む