我が家に垂れこめていた暗雲は、息子のことでした。
去年の10月半ばから休職(一方的にされた)。お給料は満額出ていて11月分のお給料をもらいに行った時(今どき手渡し)一方的に「解雇通告」を受けました。
コロナ不況は関係なく(団体職員なので)むしろコロナで忙しかった。解雇理由は到底納得できるものではなく、「言いがかり」に近いもの。労働審判を申し立てるつもりだった。
ただ親を心配させまいと何日間か出勤した振りして車で寝たり、各種機関に相談に回っていた。それ聞いて涙が。このくだりは、リアル友に言うとみんな泣く。赤ちゃんの時から知ってるからね。
訴訟すれば必ず勝てると言われ本人も戦う気満々やったけど私は「さっさと新しい道を見つけて欲しい」、そやけど32のおっさんやしどうすることもできへんしと、もう寝られへんわ、教室でめまい起こすし(とうとう教室に薬持参)で散々・・・
ただ、それなりな人達は、「相手をどうこうするエネルギーを就職活動に向けなさい。心当たりは当たってみるけれど、今は厳しいよ。」「相手に勝っても得られるものは限られている。それより新しい道を探すように。組織と個人では組織が勝つ。ただ、本人が納得しないと始まらない」など。
私も「もう成人したら悲しいけれど親は見守ることしかできない、今は我慢の時だよ」と親の心得を諭されたり。
私の弟も心配して「〇〇、大丈夫かな?今はゆっくり休むように」などなど。
先輩も気にかけてくれて、スポーツや虫取りに誘ってくれて。
周りに支えられてると思いました。
ただ1年後もこんなんやったらどうしよう?
救いは、お給料は12月分満額、ボーナス、退職金もきちんと出たこと。←当たり前っちゃ当たり前。
本当の解雇理由は分からないけれど、ただ人が続かない職場でほとんどが1年未満で退職。5年持った息子は奇跡だったらしい。息子を応援してくれる人達もいて、欲徳抜きで一緒に奮闘してくれた。
で、お正月明けから就活(またかいな?)を始めて、(TVなどでなかなか仕事ないとか見てるから不安)結局1月中に内定が!
あまりのあっけなさにびっくり。
又、団体職員へ。公務員に準ずるので、待遇もそれなりだし、もちろん正職員だし。そして一番本人が嬉しいのは、大学でやってたことに関連する仕事。息子は2011卒で就職は厳しかった。2021でやっと納得できる内定。苦節10年。演歌の世界みたいや。
ただ4月1日入所なので、毎日時間はあるけど友達は働いてるしで、私とふらふら出かけてるのです。
今日の余呉湖も息子とね。
今回のことで、一番腹が立ったのは夫。
リタイアしたとは言え、長い間働いてきたんやからそれなりなこと言うてくれたらいいのにアホな中学生みたいなことしか言わへんし。
「今度は納得できる職場を探し~ゆっくりし~」とかね。
夫は息子に「毎日お母さんの地雷を踏まんように気を付けて生活している」と言ったらしいけど、息子いわく「いや、丁寧に一つずつ地雷踏んで歩いてるようにしか見えへん」・・・
地雷ハンター・・・