原田芳雄さんが、昨日亡くなられた。少し前に新作映画『大鹿村騒動記』上映挨拶の為、舞台で車椅子に座っている姿をお
見かけしたのが最後だ。野生的な男らしさと存在感のある方だった。出演されていた映画は100本位あるが、その中の『原子力
戦争』(1978年)と云う原発事故に絡んだ映画は、今まさに事故が進行中の福島原発が出てくる。私が学生時代を過ごした京
都の「京一会館」と云う学生御用達のレトロな映画館で見た映画。「原発の冷却機能に問題が・・燃料棒がどこかへ・・チャイナ
アクシデント」という言葉が出てくる。当時は、言葉の知識だけはあっても それが何を示すのか一向に想像し得なかった。今もう
一度、しっかり見てみたい。
☆「原子力戦争」☆監督:黒木和雄 原作:田原総一朗
*警備員「道路上の撮影は禁止ですよ」「中へ入らんで下さい」
*原田さん「入っちゃダメなの?」と言いながら中へ入る。
*警備員「中へ入らんで、不法侵入ですよ」
*原田さん、しぶしぶ事務所を出る。