講座に出て皆さんのご質問やお話を聞いてみて、愛着障害が全くない人っているんだろうか、と思いました。
ひつじの家族は、それぞれが自分で必要な事を選んで、時間をかけて少しづつ治ってきたのかもしれないなあ、という感じがします。
愛甲先生は、「言葉がない時期の愛着障害は深い」と仰いました。
ベビーマッサージをさせてくれない赤ちゃんとその母親はたいてい体が硬いのですが、胎児期、授乳期の愛着障害が改善すれば、その後の関係性は育つそうです。
体がカタイので呼吸が深く出来ていない⇒だから眠りが浅い⇒だからよく泣く⇒よく泣くので、母親が「子育て、これでいいんだろうか」と不安になる
みたいな悪循環がおきて、眠りに良いという評判でベビーマッサージに来ても、赤ちゃんに触れさせてもらうことさえ出来ない・・・みたいな感じです。
でも、胎児期の問題は時間がかかるので、やはり早めの改善が必要だそうです。
思い当たるあの子とあのママさんの場合は、触れられるようになるまで時間がかかりました。
理論が先に立ち頭で先に考えてしまう聡明なママさんは、どうしても体で感じることが後回しになるようです。
ああそうなんですね、とお話は一応聞いて下さるのですが、どこかで納得していらっしゃらない様子が見ていて感じられます。
まずやってみようと思うところにも至らず、ご自分が納得する方法理論しか信じていないのがよくわかってしまうのです。
その方ご自身も、抱っこも添い寝もなく育ったママさんですが、愛着障害から来ているものだったのかもしれません。
愛着障害があり、弱みを見せられない子が親になると、子どもを自分の思い通りにしようとするそうです。
感情の赴くままに怒る親に、子どもがどうしたら良いか、
母親に「NO」が言えない場合の治療法も、愛甲先生には教えていただきました。
感情をぶつけてしまうことは、親子の関係なら当然あると思うのだけど、
愛着障害は「自分で治りたいと思う気持ちがあるかどうか」
が大事だそうで、言葉以外で治すのが効果的だとのことです。
自分で愛着障害を治す方法として教えていただいたのは、寝る前と起きた時にそれぞれ30秒位でできる、お金も道具もいらない方法。
理論はなくても愛着は築けるのです。
それこそ母猫が子猫を舐めるように。
アロマスキンケア講座でお伝えしている健康な肌を育てるあの方法も愛着障害を治すとお聞きして、おお!とちょっとびっくり。
皮膚と脳はつながっているのだなあ、と感じました。
「人間脳を育てる」は、お仕事や移動の合間にちょこちょこ読んでいますが、専門的な発達の内容がわかりやすく書かれているので読みやすい本です。
でもまだ全部は読んでいないので、今のところ、としておきましょう。
今度のお勉強会やミーティング、カフェなど、しばらく持ち歩こうと思います。
本のタイトルには「愛着障害の治し方」何て全く書いていないけど、
早産、帝王切開など、妊娠・出産時がいろいろ大変だった方、
子どもを感情的に怒る方や、子どものことが心配で心配でたまらない方、
五本指ソックスが発達にいいって聞いたのに、うちの子全然履きたがらないわ、モーツ!!とか、
金魚やろうと思ったのに全然やらせてくれないわ、がっかり・・・とか
自己選択させたいのに、自分でやりたいことが選べなくて困るわ、
などと思っている方は、読む価値あるかもしれない本です。
読み終わったら、レビュー書きますね。