ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

横浜市金沢区で切り落としをめぐる

2021-09-21 16:15:16 | 日々の食卓
こんにちは。

今日も暑かったけれど秋を感じるお空でした。

さて、金澤園も長浜野口記念公園もお伺いしたのは連休前の平日のこと。

もう一週間経ってしまいました。

長浜野口記念公園の前に、実は横浜市金沢区の幸浦、福浦工場直売所にも行きました。

忘れないうちに書いておきましょう。

こちらはカステラやら中華やらハチミツやらお茶やら、いろいろな工場があり直売所があるのです。

食いしん坊なのに、いつも素通りしていたのです。知っていたのになぜかしら。

まず、初めにお伺いしましたのは、幸浦の鎌倉紅谷さん。

お目当ては、クルミっ子の切り落とし。

クルミがたっぷりとはさんである焼き菓子は神奈川鎌倉の銘菓です。

添加物は膨張剤と香料と少なめで、内容量310gのお買い得品。

時々鎌倉の店頭にも並ぶそうですが、激レアとの事。ひつじは一度もお目にかかっておりません。

工場到着は朝の10時を少し過ぎていたからか、お店の前に長い行列ができておりました。

着いた早々、中年男性が焼き菓子の包まれたビニールの固まりの山(たぶんクルミっ子)を抱えて出ていらっしゃる所をお見かけしました。

目の前に並んでいたのは白杖のご夫婦。奥様がそれを見て
「あら、買えるかしら」とぽつり。

その老夫婦の前に並んでいる中年女性3人組が振り返って、

たぶんまだ大丈夫です。けど、この方々がお一人5個ずつ買ったらねぇ」

「そうね、お一人2個ずつにしてくださらないと」

「アラホント?私達まであるかしら」

と前の方々へ圧をかけていらっしゃる。

スゴいな。おばちゃま達。

周りに十分聞こえる声で。

思ってもなかなか口に出しては言えませんわよ。

お一人様5個までと書いてあれば5個買う方もいらっしゃるのですよ、と心の中でつぶやくひつじ。

ま、こういう時は黙って祈るように並ぶしかないのです。それにしても暑い。

じっとりと変な汗をかきながら15分くらい並んだでしょうか。
いや、何だかいろいろな意味で緊張感が高くて、もっと長く感じました。

無事ゲット。2袋買いました。

賞味期限は12月04日までと、かなりお日持ちが致します。だからたくさんお買い求めなのかしら。

ごきげんよう、おばちゃま達。

お仲間と一緒だとついお口が悪くなりますから、ひつじもお口が災いしないように気をつけます。

さて、もう一件はウイッシュボン。
こちらもお菓子工場ですが、本命です。

生菓子もショーケースにならんでいますが、お目当ては「横濱レンガ通り」の切り落とし。

クルミっ子同様こちらも焼き菓子です。

実は、数年前にご夫婦で切り盛りしていた小さなお菓子工房が、もうお年だからと閉まったのですが、そのお味が忘れられなくて、あちこち買い求めています。

工房では卸していた先を聞いていたのですが、焼き菓子はどうもお味が違うのです。

娘の大好物だったエンガディナー。

あの工房に似たお味をどこかで探せないかと思って買いにきた訳です。


横濱レンガ通りの切り落としは賞味期限は短いですが、たっぷりでかなりかなりお値打ちです。270g 350円なり。

娘が好きだったお味により近いと思います。やったー!

何というか、正規品にはないのだけど、袋の中の割れてほろほろと崩れかけた生地が懐かしい幻の工房のあのサクサクほろほろに似ています。

もちろん幻の工房のお菓子は、しっかり角が立ち、丁寧にきっちりと個包装されていたのですけれど。

でも、今まで買ったお店のどのエンガディナーよりもクルミの焼き菓子よりも、近いのです。

とにもかくにも、娘が喜んで食べてくれました。

まだまだ食欲の秋は始まったばかり。

今宵はお月様を楽しみながら、屋上でお茶を頂こうかな。

コメント
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