青森県弘前市にある「弘前水産地方卸売市場」では、魚食文化の普及と食育をテーマに、隔月でお料理教室を開催しております。
3月7日(土)、東北女子大学において、第58回となる「おさかな食育クッキング」を開催しました。
今回もこの時期に旬を迎える食材「本ます」「やりいか」「ほたての稚貝」を使った子供から大人まで楽しめる春にピッタリな洋食メニューを作りました。
今回のメニューはこちら
ホタテの稚貝とは、成長途中の貝のことであり、
青森県のホタテ養殖は、成長まで大きくして引き揚げる…のではなく、
半成貝まで育ててからスチームボイルして、ベビーホタテとして出荷されます。その過程で間引きされたものが稚貝です。
青森県ではホタテの養殖が盛んな陸奥湾を中央に抱えることから、
養殖作業のタイミングでこうした「稚貝」が格安でスーパーで販売されているんですね。
さてさて、当日の様子を紹介をさせていただきます
今回もたくさんのご応募いただきありがとうございます
また今回のお料理教室がはじめての参加・・・という方も沢山いました(^^)
まずは本日の食材の説明が講師の先生からありました。
食材の説明が終わりますと、前の調理台に皆さん集合して、実演しながら調理の流れの説明に入ります。
「本ますの香草焼き」と「ヤリイカとスナップエンドウのオニドレサラダ」の説明から。
鮮やかなオレンジ色をした「本ます(さくらます)」です。
脂がのっているのに、あっさりした味わいでとっても美味しいお魚です。
「ヤリイカ」は軟骨、目玉、くちばしを取り輪切りにしていきます。
「ヤリイカ」はヤリの穂先を思わせる細長い形をしたイカです。
お刺身にして食べるのが絶品ですが、煮て、焼いて食べても身が柔らかく甘いのが特徴です。
ここまで2品の説明がありました。
残りの「ホタテ稚貝のコンソメスープパスタ」は、また後でと言うことに。
今回も東北女子大学の生徒さん作成の"イカのおはなし"。
イラスト付きでとってもわかりやすいですね。
親子で参加される方も増えてきました。
皆さん楽しそうにお魚や野菜を切っていましたよ
子供用の包丁も準備していますので安心です
学生さんにアドバイスを受けて、スナップエンドウの筋を取っていきます。
こちらは慣れた手さばきの男性。
ヤリイカを輪切りにしていきます。足は3cm位の大きさに切ります。
2品、一通りの作業が終わるとまた前の調理台に集まります。
オニオンドレッシングの作り方の実演です。
今回はこのとき実演で作ったものを各班に配布という形になりました。
たまねぎ、にんにく、油、調味料などたっぷり入れてミキサーにかけます。
こんなにたくさんの塩分と油が使われていたなんて・・・と皆さん驚いていました。
いい香りがしてきたかな?子供たちも興味津々です。
ホタテの稚貝は軽く水洗いをして汚れを落としていきます。
稚貝は砂抜きの必要がなく、軽く水洗いするだけで十分なのですぐに使えて便利な食材です(^^)
スパゲッティは食べやすいように半分に折ったあとに、お湯の中に投入。
お皿にきれいに盛り付けていきます。
貝が邪魔なようであれば貝の部分を取って盛り付けしていってもオシャレな感じになります。
完成したメニューを撮影させていただきました!
どれも美味しいと好評でした。
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