北九州八幡から発信
八幡、やはた、やわた、はちまん
阿修羅さまに会う
興福寺創建1300年記念して、「国宝 阿修羅展」が、
九州国立博物館で7月14日~9月27日まで、開かれています。
"奈良興福寺の阿修羅さまが、ガラスケース無しで観られる。
それに、もうこんな出張展示は無いだろう!”
こんなキャッチフレーズで、
西日本の各地から日帰りツアー、宿泊ツアーも組まれ、
大フィーバーしている。
入場の1時間待ちは当り前、
2~3時間待ちもあり得るらしい。
それが思いもよらぬことから、
休館日の特別開館のVIP待遇で、
行くことが出来ました。(関係者に感謝です。)
何の混雑も無く、ゆっくりと充分に観賞できました。
阿修羅さまの前に10分は居た。
後から引っ返してまた10分。横から観たり、後ろから観たり

阿修羅と聞いて、どんなイメージが沸きますか?
”修羅場のごとき獅子奮迅” とか、
”修羅場と化した戦場” など、
すさまじい闘いのありさまを思い浮かべる。
阿修羅はインド神話では軍の神で、
激しい怒りを表すのが一般ですが、
興福寺の阿修羅像に激しさはどこにも見られません。
そこには、これまでの罪を懺悔して、
釈迦に帰依することが説かれ、
阿修羅の表情は静かに自分の心をみつめ懺悔する姿を
表したものと考えられます。(説明パンフレットより)
不謹慎かもしれないが、仏教・仏像と見るより、
天平の芸術品・美術品として観ていた。
身長153cm、均整のとれた8頭身。
正面の顔の、眉を寄せて何かを訴え、
祈っているような愁いと、
かげりのある顔にひきよせられました。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )