退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#75:大学の国際化

2013-07-17 16:30:05 | アメリカ便り
先ずは訂正から。

昨日、日本の火力水力発電の稼働率が53%と書きましたが違いました。
35%でした。
ちなみに、火力が50%で水力が19%(2008年)だそうです。
これに関して、非常に興味深いサイトを見つけたので皆さんにお知らせします。

http://twileshare.com/uploads/A4.pdf#search='%E7%81%AB%E5%8A%9B%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%88%A9%E7%94%A8%E7%8E%87'

カット & ペーストをして是非読んでください。

今朝のニュースで、日本の"大学の国際化”が重要であると政府機関の"何とかかんとかのワーキンググループ”が話していました。
一言、くだらない。
こんなこと国ぐるみでやっているのは、平和ボケしている日本ぐらいでしょう。

この"大学の国際化”は、4,5年前にとある大学の学長が言い始めたもので、私としては非常に期待はずれのものでした。
この学長によれば、端的に言えば“留学生(外国人、日本人の両方)を増やし、国際社会で活躍できる人を増やす”必要があるとのこと。

このような人が学長となっているから、つまり根本的な問題を直視、認識できない人が教育者の頂上に立っている限りだめでしょうね。
“大学での勉強化”と言う根本から治して行って欲しい。
目先ばかり見るのではなく、“足元を見てから動き出せ”と言いたいです。
いくら国際化しても中身の無い、知識の無い人間を育ている現状ではだめです。
国際社会において、国際的に通用しないし、馬鹿にされる人間を育てるだけです。

おまけに昨今、ネット化された世界、コンピューターひとつつあれば、家の中で“国際化”となる。
国際化になりうる環境はどの場所にいても可能な今、物理的な国際化、つまり実際に海を渡って行ったり来たりすることは無意味となっていると思う。
今、意味ある国際化とは国際社会で現実を見つめ、実態を把握し、正しい判断をしていくことだと思います。
そのために大学では受験の為の勉強ではなく、真の勉強、自分の為の勉強をして知識を伸ばして欲しい。

私が提案する大学国際化
1.毎日出席簿を取ってでも学生に出席させる。
  幼稚すぎる感じですが、幼稚化した昨今の大学生には必要でしょう。
2.単位不足、赤点は落第。
  情けは無用です。自業自得なのだから。
  勉強させなくてはだめなのです、大学では。
  と言う私の息子、単位不足で半年卒業が延びました。
3.就活は4年生秋が終わるまでさせない。
  これには企業側の協力が必要です。このような所に国、大学側が出てきてほしいです。
  でもどうして就活、そんなに早く始めなければならないのでしょうか。
  大学では勉強しなければならないアメリカでは考えられません。

とにかく即席的な国際化では真の国際人は育たない。
根本からやり直さなければだめです。

過程より結果を重視するアメリカでは、日本の優れた技術、知識、そして研究員は良く知られています。
やる気の無い学100人の学生に無理強いして”国際化”するより、一人の優れた人間を生み出す為(国際化と言う手段を取らなくても)に国は、動いたほうが良いと思いますが。そのほうがよほど、日本の国際化につながると思います。

では、また。

ハブグレのマミー