退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#85: 癌と不老不死

2013-07-29 17:36:44 | アメリカ便り
先月購入した月刊誌に載っていた対談は、非常に興味があるものでした。
この対談、私の尊敬するジャーナリストと分子生物学者のものでした。

学術的な見解は、またの機会にまわすことにします。
というのはそれを書いていたらもっともっと長くなりそうなので。

この対談の中で "癌ができるのはある意味、進化の必然性” であり “人という種の保存を考えると、生殖年齢を過ぎた個体は、なるべく早く排除したほうが、食糧事情が悪かった時代には合理的であった、、” と書いていました。
なるほど。
癌は“姥捨て山的存在”なのです。
そして癌は、年齢に比例して発生数が増えますが、実際には予防、診断、治療が進歩している現在、日本人の癌は減っているとのこと。

更に医学的に不老不死は不可能だともおっしゃっていました。
というのは、細胞レベルで言うと死なない細胞はがん化しているということなのです。

私は、癌をこのように考える人を始めて知りましたが、まさにそのとおりだと思います。
でも日夜進歩している医療。
癌で生き延びる人達が沢山おられる中、次の自然選択要素と言うものが何になるのか考えます。
不謹慎にも取られるかもしれませんが、天災、戦争も人類に対する自然選択の一種ではないでしょうか。

今日は短いです。
というのは、朝から実家の庭掃除で疲れているからです。

ハブグレのマミー