#81: アメリカ、日本、 歯の矯正事情

今日はちょっと変な話です。
昨日、娘と町に出た時、娘が私に聞いてきました。
"どうして日本人って口を隠すの”
一応、問題のない答え、“礼儀正しいから”といいましたが。
でもその後しばらく、町中を行く人達（女性）を観察していると気づいたのです。
“歯並びが悪い”と言うことに。

本当に日本人、歯並びの悪い人が多いですね。
八重歯なんか、アメリカでは醜いものの典型みたいな歯でも日本では、“かわいい”の代名詞的”に使われているし。
アメリカだったら、そんな歯がちょっとでも見え始めたら、母親は、オーソドンティスト（矯正歯科医）に飛び込むでしょうが（金を持っている人達ですが)。
文化の違いでしょうね。
歯は、物を食べるための機能を持っていれば良い。
それ以上は要求しないといったごく当たり前の考えが、歯に関して日本では通っていますね。
でも最近は少しづつ矯正が広まってきたようですが。

ここでアメリカの歯の矯正事情を、私の経験を元にちょっと皆さんにお教えいたします。
歯の矯正費用は高いです。
と言うか、アメリカの医療費は非常に高いです。
一般の上下矯正は１－２年くらいかかるし費用も３０万くらいかかります。
これは、最低費用でその他もろもろかかります。

私の二人の子供も矯正が必要でした。
上の娘は、奥歯が一本先天的に欠如していたため、５歳くらいからオーソドンティストに行き始めました。
先ず乳歯を抜いてできた隙間を埋めるため、ワイヤで両側を固定しました。
その後、しばらくして一般的な上下矯正を２年ほどやりました。
でもあまりにも早くやり始めたせいかどうかわかりませんが、中学校くらいからあごの調子が悪くなり始めました。
そのため今度は、あご専門家の歯医者で１年くらい治療。
これはまるっきり金と時間の無駄使いで、高校に入ったぐらいから文句を言わなくなりました。
娘の歯の矯正のため４０万くらい（２０年位前のこと）使いました。

息子は４，５歳くらいの時、奥歯の虫歯（すいません、親の責任ですが）がひどくなり抜歯。
そのため、娘の時と同様ワイヤで両端の歯をコネクトしました。
でも息子の場合、隙間が埋まらないように、つまり永久歯が生える為の隙間を保つためのワイヤでした。
その後、息子の歯並びは良かったので、この２年間のワイヤだけで終わりました。
だから　息子には、１０万くらいで終わりました。

アメリカでは、有名人が離婚する時に子供の歯の治療費を、その養育費のなかに入れるとのこと。
それだけ、アメリカには、子供達の歯の治療と言うか矯正にお金をかけます。
“子供の歯並びを見て親の収入を知ることができる”、と言うことができるでしょう。

その他、歯そのものの治療を除いてクラウンには、１２万から１５万円くらいかかります。
クラウンする前に神経を抜いたり、詰めたりとかが必要だったら更に１５万円くらいかかります。
今流行のインプラントは一本４０，５０万。
高いでしょう。
私は、小さい頃の栄養事情、衛生事情が悪かったため、歯にかけた費用は莫大なものでした。
勤めた会社が良かったので、ほとんど費用はカヴァーされました。
自腹で払わなかったら大変でした。

アメリカに留学、長期間滞在を考えている人は歯を治してからいきましょう。

ハブグレのマミー