ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

くれくればばぁ

2011-11-14 | 雑念
今日は不思議な出来事がありました。

車を運転中、左折しようとスピードを落として曲がろうとした時です。

横断歩道に手を上げているおばあちゃんが出てきました。

そのおばあちゃんは横断歩道を渡ることが目的じゃないのです。

手を上げて人を呼び止めているのです。

それは信じられない光景でした。
手を上げて、僕の前を走っていた原付バイクに手を上げていた。

そりゃあ気づかず通り過ぎる原付。

悲しそうに手を下げる。

私を見つけたおばあちゃんは、また私に手を挙げます。

手招きのような、何かしゃべっています。

私の中の「善意」が困っているのかな?と横断歩道の途中でブレーキをかけ車を停めたのです。

車の通りが少ない場所だったのですが、おばあちゃんはパワーウインドーを下げた私の車に近づいて来て、言うのです。

「バスに乗ろうとしたけどお金が足りない。100円が・・・」と。

一円玉と十円玉の10枚くらいを必死に私に見せ、そんなことを言っているのです。

何故か全部の指にバレーボール選手がするようにテーピングが先っちょだけ10本指に巻きついています。

そんな不思議な状態から訴えるバスに乗りたいという魔女に100円を渡そうとしたら、「全部で400円足りない」という。

増えた?

足りない額が増えてません?

まあいいけど。

ちょうど小銭の中に100円玉が4枚あった私は素直に渡しました。

「もらっていいね」みたいな念押しをしてきた。

65歳くらいかなぁー。

当然あげます。400円

連絡先なんか教えたくないですから。

そのまま窓をあげて走り去った。

良いことをしたのか?

「ありがとう」も言われてないし。

向こうは「してやったり」的な感じなのかもしれない。

何も気持ち良くない。

人助けをしたような感じもない。

ただただ騙し取られたような?

不思議な体験だー!