ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

ディズニーリゾート3日間の旅

2013-05-22 | 雑念
3デイズディズニーリゾート三昧についての雑念


<スターツアーズの客>

2013/5/7にグランドオープンした新ライド「スターツアーズ」



STARWARS好きで知られる(?)私としては楽しみの一つ。だから盛り上がって心はウキウキ。

並ぶゾーンのC-3POやR2-D2はピッカピカの新品。キョロキョロしてカメラをぶら下げたアラフォーは完全に怪しいオタクなのだ。



ちなみに我がiPhone5のメール着信音はR2-D2のピロピロ音なのだが、スターツアーズ並ぶゾーンは時折ピロピロ音がなるので消音していた携帯を何度も確認したりもした。

ここで気になったのはダースベイダーでもミレニアムファルコン号(そういえば無くなってた)では無く、同乗した客である。

計2回乗ることになるのだが、1回目~いわゆる初見~に乗り合わせたJK4人組はあまりに酷い会話とノリ。「ウケるぅ」「ヒュー」「カッケー」など聞き取れたのはその程度で後は意味不明の奇声に似た叫び声を永遠に発している。君たち本当にスターウォーズ好きなのかい?

ネタバレになるのだが、スターツアーズは乗り物に乗り込み(その場でライド)スターウォーズの世界に突入する。その映像ストーリーは50種類あるとも言われ、どの星に行くのかどのキャラと出会うのかは運次第だという。

しかしライドが空港を飛び出し、おっちょこC-3POが操縦するくだりは共通。次に発進直後のダースベイダーが「スパイがいる」と登場しライドをフォースで揺らすファーストシーンも共通だ。

なのに真後ろの4人は「ギャーギャー」騒ぎ出す。「ダースベイダーが出てくるストーリーはプレミアだ」と勘違いするという自意識過剰さをMAXに今にもベルトを外して画面に張り付きそうだった。

当然その「欧米か!?」な反応に他の乗客は冷めるよね。苦笑いだよ。いわゆる内輪のノリで社会不適応、校内でいくら空気読めても一歩校門を出たらKYなわけ。楽しんでいるのは解るが、個人的に近くにいて欲しく無いのである。

覚めちゃう

そう冷えちゃうのである。
心が冷えちゃう。

罪は無いのかもしれないね、JKには。
だから相乗りしたくないんだよ。

それでもスターウォーズの求心力は凄まじく心を鷲掴みされ再チャレンジを違う。

たまたまファストパス(「ファーストパス」って言っちゃう)が手に入ったから1人で再チャレンジ。ストーリーは全く違うパターンを体験できた。

当然1回目より2回目の方が楽しめた!ストーリー自体も2回目のチューバッカとガングンシティのパターンが面白かった。オチもイイし!


たいてい願わくば行基の悪い連中と乗り合わせたくないのに何故か近くにはそんなプチ罪人たちがそばにいる。

これはひょっとして社会の常なのだろう。

人生は「悪しきものを気にして生きること」も出来れば、「良きものに感動して生きること」もできるのだ。

今後、気になるバカJKが飛び切りプリティである事を祈る。



<ジャングルクルーズのガイドの違い>

次はエンターテイメントの「ひっかかり」について。

ジャングルクルーズはもう長く愛されるディズニーランドのアトラクションのひとつ。そしてかつてこのブログでも何度かそのエンターテイメント性に触れてきている。



また2013年になって、その状況は如何なものか?

昼間日陰を求めて水辺にやってくる。

その船長は40代くらい。恐らくその年齢でマイクを持つということは、芸歴も長そうだ。

その「べしゃり」はベテランの口調。いわゆる単調で流暢。抑揚無くスムーズなのだ。

一見、正確なセリフを淀み無く発する姿はガイド試験には合格するだろう。しかし客としての反応はその限りではない。

全く面白くないのである。

「間とタイミング」

「情熱と研究」

「魂と叫び」

それらの欠如である。

ベテランで決まったセリフも全て間違えない。なのに客は楽しめない。何故か?

シナリオが悪い?
違う!

気を取り直して夜。



2度目のジャングルクルーズ。
そうこのJC(ジャングルクルーズ)にも2回乗った。朝と夜の違いもあったが、この後全く違う感想を持つ。

その30前後の若者がガイド。
同じく「べしゃり」は流暢。だが客とのやり取りが出来ることの違いが先のガイドとの違いと言える。

ガイド前のスペースに幼児と両親がいた。途中滝にライドがぶつかりそうになって「よーけーて~」とガイドが盛り上がり、「僕を1人にしないで」という一連のストーリーがある。

その時、そのガイドのトリッキーな動きに幼児が泣き出した。これがガイドの想定外(いやマニュアルがあるのかもしれない)。

そのガイドは上手に謝り、反省して、今後「怖がらせないこと」を約束。それならばその家族に対する対応のみ。そこからが「魂と叫び」を感じた。

「優しく話すね」と前置きして、赤ちゃん言葉的な「べしゃり」に変換。他の客が聴いてもコント的なやり取りを感じられた。その判断力と芸達者ぷりに徐々に他の客も巻き込まれて行く。

年配の人から子供まで微笑ましく見守った。その雰囲気を一度作ってしまえば、もう何を言ってもやっても笑ってしまう。ガイドもノリに乗ってくる。

2人のガイドの違いは「双方向性」と言える。

デジタルテレビ時代。

エンターテイメントの世界にも双方向性が大切なことを改めて知る。




<ゴンドラの客>

最後はその「双方向性の勘違い」を述べる。

コレを述べておかないと、双方向性の乱用が行われてエンターテイメント、ガイドの質が乱れるからだ。

その乗り物は「ゴンドラ」である。
それはディズニーシーのベニスの街並みに模した運河に人力でゆっくり川面に揺られる平和な乗り物がある。



比較的待ち時間も少なくのんびり出来るから息抜きとしても抜群の異次元空間である。

あのベニスのあの船(ゴンドラ)の前と後ろに1人ずつの船頭さんと15名位の客を乗せて、たまに歌をうたってくれたり水辺のガイドもしてくれる。

乗り込んですぐ「お誕生日席をどうぞー」とガイドが折りたたみ座席をあけてくれた。

全員大人で遠慮して変な間が空いたと思ったあとすぐに、変な間で色黒で小さなおっさんが「じゃあオレが!」と中ほどから出てきた。

そんな位置から出てくる自体変だ。それが膝が触れんばかりの真横に来た。それだけで僕の「拒否感レーダー」が警告音を鳴らしていた。

その後もその50歳前後の生瀬勝久似のちっさいおっさんは「すみませんねー、こんなおっさんがお誕生日席に座っちゃってー」とゴンドラ全員に話しかけていた。

あ~ぁ、もうこのノンビリした異国情緒が腐っていく、と確信した僕は無視しあからさまに時折睨んだりもしていた。もうこれ以上出しゃばるな!と祈りも虚しく、意味不明で微塵も笑えないつまらない内容をしゃべりつづけていた。

中ほどには嫁か彼女か、売春婦の様な格好の茶髪の女が小さな声で小さなおっさんにツッコミを入れていた。そのやり取りを早く船頭さん、止めて雰囲気を取り戻して下さい!とチラッと見たら、若い!24歳位のガイドが前。20歳くらいが後ろで漕いでいる。

ダメだ!

この若さでは、この経験の無さではちっさいおっさんペースを打ち破れない。

この予想は残念ながら的中する。

しまいには「(しゃべってくれて)助かりました」との内容のことを言っていた。


イヤイヤイヤイヤ


ダメだって!
こんなの客全員苦笑いじゃん!
客の顔見てよ。
愛想笑いじゃん、優しさじゃん!

その大きな声でつまらないことを勇気を持ってしゃべっている人を哀れに感じてのおひねりじゃん。

ちっちゃいおっさんは、その後も「ソロソロしゃべってよ」とガイドに要求したり、「時々サボるよね」的なダメ出しをしたり。その都度、中ほどの茶髪はツッコミを入れる。

空気が腐る程くそ面白くない。

もう腐ってたよゴンドラ全体が!

途中で願い事の石橋でみんなで願い事をしましょう!とガイドが促したら、おっさんは「宝くじでしょ!?6億でしょ!いや8億か!」と夢の国ディズニーらしからぬ夢のない願い事を叫び始める。

石橋の真下でみんなが目をつぶって願い事をし始めるとガイドはサンタルチアを歌い盛り上げるも、その歌う姿を茶化す様に「酔ってるよ、歌に酔ってるこの人」と言う始末。

僕は本気でその願い事の石橋に「この人を地獄に送ってください」と願った。

ちっちゃいおっさんは双方向性を求めた。ゴンドラ全員やガイドたちにも。しかし、、、


お前じゃねぇ!

そう!お前者ねぇんだよ!
双方向性を司るのはあくまでプロフェッショナルと客との関係性なのだ!

煽るだけ煽って、訓練もしてない素人がその場限りの独学でガイドポジションを取れるわけがない。しかも責任の全く無いやり逃げが出来る貴様にはおとなしく膝に両手を置いて体育座りをしていろと言いたい。

逆に双方向性はその立場を必要とする。責任のある大切な立場であるのだ。

無責任なおバカさんに双方向性をコントロールさせてはいかんのだ!

その客観性を持ち合わせながら、場をエンターテイメントの世界に引き込んでいくプロフェッショナルと出会いたい。