ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

定額給付金の使い道

2009-03-24 | 雑念
定額給付給付金の申請書が来まして、必要書類を書かせてもらいました。嬉しいもんです。財源の問題もありますが、本来の目的であるように何かを購入したいと思います。

1.ブルーレイレコーダー(PS3でも)を買う
2.USJに遊びに行く
3.いつの間にかなくなる
4.Wii買う
5.ETC買う

さて、どうなるんでしょ?


またチャレンジしたくなるのは?

2009-03-23 | 雑念
チャレンジウォーク2009というブログにコメントを書いて、この「ホクトマンのアドブログ」を紹介させてもらったら、保護者の方に「短い間によく見てくださって・・・。」と、褒められたので調子に乗ってます。

さて、チャレンジウォークにも通じるとは思いますが、「失敗」の話。当然私なんぞは幾たびも失敗を繰り返し、このブログには決して書けないほど。

そして今「失敗したっていいじゃない!」という言い訳のようなものを書きます。

失敗出来る幸せというのがある。失敗をするという事は少なからずチャレンジしていることになるから。我が子が何か、しでかす。それが失敗だったらまず怒るでしょ?親は。褒めないよね?で、それ以降失敗しない様に子育てしてませんか?上手くまとめようと考えたり。これは親だけではなく、我々体験学習指導者も陥るんですよ。

でもよく考えましょう。確かに「教育」や「子育て」には理想が必要です。でも失敗は成長過程で必ず必要です。だったら頑張ってチャレンジして失敗した子を「1回」褒めてみましょう!「頑張ったんやなぁ、よくやった」「チャレンジできたなぁ」「すごい!失敗したってことはチャレンジしたんやもんなぁ」って。

するとまたチャレンジしたくなると思いますよ!失敗するかもしれないのに。

だって上手く出来る人間に育てるんじゃなく、失敗してもへこたれない「チャレンジャー」を育てるべきだからです。

あなたの一石二鳥

2009-03-23 | 雑念
本日は兵庫県美方郡香美町へ

新天地でのスタッフ顔合わせ。10:00からということだが、三木市の実家をAM6:00発だ。片道150kmの旅に出る。

なぜ初顔合せはドキドキするのか?

それは人見知りだから?それもそうだが、これからの長い歴史の第一歩だからだ!中国4000年、エジプト文明、キリスト、徳川、WBC。歴史の一歩はさぞかし遠いまだ見ぬ将来を思い馳せ魂がうち震えたことでしょう。そして私は新たな環境で新たな人間関係を築いていくのです。それはそれは幸せな話です。

死ぬ前には「走馬灯のように」思い出がよぎるといいます。それと同じく新天地に赴くときにも「走馬灯のように」今までの経験が湧き上がります。そしてその「経験」たちは話しかけてくるのです。「あんたなら大丈夫でっせ!」「自信持っておやりなはれ!」私の経験たちはコテコテの関西人のようです。

というわけで、私が兵庫県の北の方に行きますのは何かの縁です。ブログをご覧のチャレンジャーであるみなさん。用事がなくても「美方高原自然の家」に訪ねて来てください。そしてその実行力を証明してみましょう。ホクトマンと握手して帰る。それだけでも価値ありまっせ。普段、合理性や損得勘定、意味付けばかりして生きていませんか?脳をリフレッシュするには計算問題ばかり解いているのではなく、絵画を観たり、カラオケに行ったり、旅に出たり、普段と違うことを「行動」するのです。

脳をリフレッシュし、ホクトマンに会える、一石二鳥や!

世の中が変わる瞬間

2009-03-22 | 雑念
昨日の「勝負どころ」の話はチャレンジウォーク(以降CW)事前研修での振り返り(反省会ではなく)

その指導中でのアプローチ

休憩ではない、小移動をしてトイレに行きたい者は行ってもいいよ!の時間ってありますよね。その時。彼等は小川や池や虫探しを始めた。当然別に構わない。CWは自分たちが起床時間や出発時間を決定し、自己責任でゴールを目指して行く。その事前トレーニングだから「敢えて」集合をかけなかった。班には当然リーダーと呼ばれる学生の年代のスタッフがつく。ホクトマンの班には3名。全員拡散していった。それはそれで子供達の目線と近いスタンスで行動していたのかもしれない。すると比較的CWの魂を見せてくれたのは学生リーダーではなく、今までのアクティビティでのリーダーシップをとっているように見えていた少年(少年Aとする)ではなく、中学生の女子のひとり(少女C)だった。

ホクトマンが活動するであろう場所で全員の動きや関係性を眺めていたら何気ない距離感で近くにいて、ホクトマンを気にしている。そのまま全員を集合させるわけでもなく、かといって自分の遊びに集中するわけでもない「無」の状態。「自然体」といった感じかな。雰囲気がいいので話しかけました。

ホクトマン「頑張ってるよね。歳下のメンバーを注意できたり、野放しにしたり。貴方がいないとこのグループは前に進まないかもね。」
C「いえ。私は何も。Aがひっぱっているから」
ホクトマン「ううん。違うよ。彼は自分が中心にいたい。いざとなったら動けなくなるよ。だから貴方が今みたいに泳がせてあげて、しめる時はしめてあげる。それがいい関係なんじゃないかなぁ」
と立ち話。10~15分後、遊ぶのに飽きたAは近づいて来て
A「次何すんの?」
ホクトマン「みんなの準備ができたら説明するよ」
A「しゅーごう!」
自分は散々遊んで飽きたら自分のペースで集合させる。自分勝手です。でも「集合させることができる」のは悲しいかなまだAだけ!だから学生リーダーも「Aがリーダーシップをとっている」などと見間違えるのかもしれない。

全員が集まった時にはじめてアプローチ。
ホクトマン「自由に遊んでいたけど、そのままでいいかな?」(説教やな)
参加者「・・・。」
ホクトマン「どうすればよかったと思う?」
参加者「気づいた人が集合かければいいと思う」
ホクトマン「誰も気づかなかったら?集合かからない?」
参加者「・・・。」
ホクトマン「だれかがじゃなくて、自分が気付いて集合をかけること!やんなぁ?」

その場はそれまでにしてトラスト系のアクティビティに進んだ。

そしてハイエレメント。(勝負どころのはなしはここの話)

参加者の1人(以降B)「去年は2段目までしかいけなかったからリベンジしにきた!3段目まで行く!」
急にどうした?スイッチが入った様子。いままでの活動中は去年同様ごちゃごちゃ落ち着きがなかったB。急にここにきて魂注入。
ホクトマン「よしっ!わかった。あのエレメント(ジャイアントラダー)が空いたらチャレンジしよう!」

そして時間の関係上参加者10名のなかで2名だけが2回目のチャレンジが許された。当然Aは率先して手を挙げ、アピール。ジャンケンをしていた。結局Aは落選しビレイ(命綱を持つ)を頑張っていた。

Bのチャンスが来た。予定終了時間の5分前だった。ここはファシリテーターとしてのホクトマンの采配になる。終了後に振り返りタイムをさいてBのリベンジタイムにすることを選択。それはBのリベンジするという行動が全てを語ると判断したからだ。ここでBが諦めてしまうようなタンパクなチャレンジをしたらなんとも締まりのない、事前研修になることになる。しかし賭けた!Bの今までの「場を白けさせるような話」「決して説明を聞こうとしない態度」「コミュニケーションやグループワークが苦手で2人組になってくださいと言った時の何とも言えない困惑」などが伏線となって爆発的な効果を生むのでは?


結局彼は一生懸命よじよぼり、3段目まで辿り着いた。みんなに少なからず賞賛を浴びてリベンジを果たした。

効果の程は?

ラストの振り返りタイムが10分確保出来た。皆になぜ時間を延長してBのリベンジタイムにしたかも説明した。それがチャレンジなんだ!と。

2日間をどう感じたか?「楽しかった」以外をメンバーへのメッセージとして聞いた。「皆でやればどんなことでもできるからみんな頑張りましょう!」「色んなことがあったけど皆がいたからBがリベンジできたんだと思う」「~。ありがとう」など。

短い時間に凝縮された有意義な「気持ち発表確かめ愛」の時間は終了。

女子中学生Cが「感心したこと」といってメッセージの最後に付け加えた言葉

「Aが最後に2人だけチャレンジできるハイエレメントで人に譲っていたのがすごいなぁと思った」

なんとAはジャンケンで負けたのではなく、譲っていた。それを見ていた彼女。それを感心されたA。みんなもそれを振り返りで耳にする。

ん~。素晴らしい。感動した。何かが変わるかも。メンバーを観察するのが仕事のホクトマン。Aに対して本当に素直な眼差しで観察していたのは中学生のCなのかもしれない。



勝負どころ

2009-03-21 | 雑念
参加者の安全を促す声掛け

「死ぬよ」「怪我するから」と恐怖心を植え付ける指導法より、「こうしたら大切な命を助けてあげられるよ」「こうしたら安全に活動することができるよ」と安全を守ることの喜びを感じさせる指導法を選びたい。

「怪我」や「死」という言葉を使うと、確かに集中力が一時的にUPする。ビビるからね。でも自発的な安全確保を促すというより、強迫観念から安全確保をするようになるのではないか?

またグループの目標として「怪我をしないようにする」という目標なら「怪我がなければ成功」と評価しやすく、「全員の安全を守る」という目標なら評価がしにくいから「~しないようにしよう」という目標にしてしまうという。

では目標は「皆の心と体を大切にすることで自分の満足度をUPする。」という目標にして評価するのはいかがですか?しっかり安全を守れている子供を指導者がまず褒める。安全を守ることが価値があることだと示す。本人にも周りのメンバーにも。「カッコいいよね」「真剣にがんばってるなぁ」って。その後満足度を聞いてみる。「安全を守れたから満足した。」と言わせたら、素晴らしい教育効果を得られたのではないでしょうか?

本来、自主的な行動を養うために冒険教育や野外体験学習があるんだと思います。「~してはダメ」「~しなければならない」という感情なら学校教育でいやというほど言われ続けている。我々社会教育のアプローチは徹底した「こうしていこう!」と思わせる仕掛けと心の中から湧き上がる勇気と情熱を育てる指導法で勝負しましょうよ!