山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

心を込めてマイタケ料理

2020年09月28日 | 山菜料理
 今シーズン初収穫のマイタケだ。もっと大喜びしてもいいところなのだが、その気になれない。

かわいい株です(この株はまだ”まし”)

 本来、収穫するには、早すぎる株を持ち帰ってしまったからだ。
 その後悔を晴らすためにも、出来る限りの料理で、この小さな株に報いなければならない。どうする?

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪マイタケのお吸い物≫

 マイタケの美味しさを楽しむ料理は数多くある。その中で、最もマイタケの味と香りと食感を楽しめる料理と言ったらこれでしょう。

 下ごしらえの部
 ・株の根元の土を主にナイフで削り落とす
 ・食べやすい大きさに房を分けていく
 ・ヒダの隙間についている小さなゴミをブラシで落とす
 ・固く絞った布巾で一つ一つの汚れを拭き取っていく

これがスタートです


下ごしらえ完了

 ・今回は麩を入れますので水で戻しておく(不要かも)

 ※麩の種類によると思います

 調理の部
 ・だし汁4カップにマイタケを入れて加熱
 ※マイタケの風味を汁に広げる

これだと少なすぎ。この後、足しました


 ・出汁醤油大さじ2と、みりん1/2を加えて、塩で最終調整
 ・水気を抜いた麩も加えて一煮立ちしたら完成

台所中に香りが広がる


和洋折衷の食卓になりました


 極めて美味しかった。マイタケの旨さの全てが、薄味つゆのキャンバスに描かれた感じ。これぞマイタケ料理!と思った。
 家族も喜んで味わってくれていた。
 これで、マタギの背中にのしかかっていた後ろめたさもスッキリと消え去った。
 連れてこられたマイタケも、山の神様も納得してくれるんじゃないかな。

 ごちそうさまでした。