よそおって もみじたに かえで
さりげなく
ともだちを
よそおって
おなじ
かぜのなかを
あゆんで きたけれど
ほんとうは
ちがうめで
みつづけてきたの
あなたのこと
だけど いま
きがついて
こんなにも
きれいになった
わたしのすがたに
いままでと
おなじひとみで
みつめられないほど
よそおった
いまのわたしに
遠くの山が白く染まったのに合わせるように
周囲のモミジが急に色づき始めました
他の花々が散り落ちたのを
待っていたかのように
装い始めたのです
「きれいに染まりましたね。」
「ありがとうございます。今年の気候は、私たちに合っていたのかも。」
「そうかもしれませんね。急に冷えたから。それにしても・・・」
「それにしても?」
「今年は特に美しい。」
「そうかもしれない。・・・見てもらいたかったから。」
ふうん。そうか。
3年前に話した時とは、別人みたいに成長してきた『もみじたにさん』との再会を約束して、お昼の散歩を再開しました。
(3年前は、№113)
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