山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

春の同窓会が始まった

2023年04月06日 | 山菜採り

 前回のN川訪問から、10日ほど経過した。

 前回は、A氏と二人での来訪となったが、今回は、もう一人の相棒であるT氏とも同行したい。この川には、20年以上3人で通い続けている。日程を調整していった結果、本日の訪問が決まった。

 毎回、待ち合わせの場所になっているコンビニには、我々山形組が先に着いた。約束の時間には、まだ20分以上あるので、山用に身支度を整えるために車外に出る。

 かなり冷たい東風(陸風)が襲う。

「この時期の海は、この風に耐えなきゃいけないから大変なんだよね。」

「と言うことは、けっこう冷えているわけだ。霜降りてないといいなあ。」

そんな会話を交わしているうちに、T氏の車が到着。

「よう、久しぶり。」

元気そうな笑顔だ。

「今回初めてなのよ。」

何が?と思って聞いてみると、

「釣り道具おいてきたズ。」

ええ!? それは、珍しい。

「んだってよ、さっぱり釣れねがら、山菜に専念するごどにした。」

「うん、最近、さっぱり釣れねもんにゃ。」

多分、この判断は当たりだと思う。以前は、大型のイワナ・ヤマメがたくさん釣れていたのだが、このところさっぱりなのだ。しかし、マタギ以上に欲タガリのT氏が山菜採りに専念したらと考えると、ちょっと怖い。

「んじゃ、いつもの所な。」

2台の車を走らせて、入渓点に到着。まだ、雪代水は多い。多分、上流の残雪も少なからず残っているのだろう。

 先ずは、川なりに歩き始める。

       前回咲いていなかったカタクリ

       キクザキイチゲも花畑になりつつある

 そして、

       ワサビも花盛り

       ああ、きれいな姿だ

 フスベ漬け用に少々いただきます。

       汚れをよく洗ってから収納

       みんな分かってます

 最盛期にはスイセンが咲き乱れるのですが、まだ少々早いみたいです。その頃になると、山菜も百花繚乱になります。

       朝日が降り注ぐ

「まだ、少し早いみってだなや。」

「うん。来週、来ねんねな。」

「下流見てみる?」

「行ってみっでえや。」

       ヒメオドリコソウが花盛り

       フキノトウの雌花が食べ頃です

 ツブのフキノトウは、別の場所で採る予定なので、今回はとうの立った茎を少々もらって帰りましょう。

       ああ、春です!

       早春の使者たち

 「この感じだと、T川も、I川も4月中に(山菜が)出てきそうだな。」

「そん時は、釣り道具持っていぐさげな。」

「うん。いい型の釣れっからな。」

「んだら、また。」

 いよいよ始まった。

 山菜の本格シーズン到来ですね。

 まずは、本日の収穫、ありがとうございました。

 そして、これから暫くお世話になると思います。

 山の神様、よろしくお願いいたします。