前回のN川訪問から、10日ほど経過した。
前回は、A氏と二人での来訪となったが、今回は、もう一人の相棒であるT氏とも同行したい。この川には、20年以上3人で通い続けている。日程を調整していった結果、本日の訪問が決まった。
毎回、待ち合わせの場所になっているコンビニには、我々山形組が先に着いた。約束の時間には、まだ20分以上あるので、山用に身支度を整えるために車外に出る。
かなり冷たい東風(陸風)が襲う。
「この時期の海は、この風に耐えなきゃいけないから大変なんだよね。」
「と言うことは、けっこう冷えているわけだ。霜降りてないといいなあ。」
そんな会話を交わしているうちに、T氏の車が到着。
「よう、久しぶり。」
元気そうな笑顔だ。
「今回初めてなのよ。」
何が?と思って聞いてみると、
「釣り道具おいてきたズ。」
ええ!? それは、珍しい。
「んだってよ、さっぱり釣れねがら、山菜に専念するごどにした。」
「うん、最近、さっぱり釣れねもんにゃ。」
多分、この判断は当たりだと思う。以前は、大型のイワナ・ヤマメがたくさん釣れていたのだが、このところさっぱりなのだ。しかし、マタギ以上に欲タガリのT氏が山菜採りに専念したらと考えると、ちょっと怖い。
「んじゃ、いつもの所な。」
2台の車を走らせて、入渓点に到着。まだ、雪代水は多い。多分、上流の残雪も少なからず残っているのだろう。
先ずは、川なりに歩き始める。
前回咲いていなかったカタクリ
キクザキイチゲも花畑になりつつある
そして、
ワサビも花盛り
ああ、きれいな姿だ
フスベ漬け用に少々いただきます。
汚れをよく洗ってから収納
みんな分かってます
最盛期にはスイセンが咲き乱れるのですが、まだ少々早いみたいです。その頃になると、山菜も百花繚乱になります。
朝日が降り注ぐ
「まだ、少し早いみってだなや。」
「うん。来週、来ねんねな。」
「下流見てみる?」
「行ってみっでえや。」
ヒメオドリコソウが花盛り
フキノトウの雌花が食べ頃です
ツブのフキノトウは、別の場所で採る予定なので、今回はとうの立った茎を少々もらって帰りましょう。
ああ、春です!
早春の使者たち
「この感じだと、T川も、I川も4月中に(山菜が)出てきそうだな。」
「そん時は、釣り道具持っていぐさげな。」
「うん。いい型の釣れっからな。」
「んだら、また。」
いよいよ始まった。
山菜の本格シーズン到来ですね。
まずは、本日の収穫、ありがとうございました。
そして、これから暫くお世話になると思います。
山の神様、よろしくお願いいたします。