全く自由に使える明日の一日。深慮遠謀をめぐらせた結果、アジ釣りに出かけることにした。
決めたのは、仕事と定期診察を終えて帰宅した夜のことだったのだが、何とかなるはずという気がしたのだ。
理由は、昨年使ったアジ釣りのアイテムとエサとがそのまま残っているから。一応、リールにオイルを吹き付けて点検。こちらも問題なし。
天気予報を見ても、明日行かなければ何時行くの?というぐらいの好条件。夜明けの時刻は、日に日に早くなっているから、午前2時には出発しなければ、ピークの時合いに間に合わないだろう。夕食を済ませたら、明日に備えて、さっさと布団に潜り込んだ。
そして、翌朝、予定通りに夜明け前の釣り場に着いた。
ほぼ、真っ暗闇
仕掛けを飛ばし、コマセを撒いて時合いが訪れるのを待つ。これまでの経験から考えると、日の出の30分前あたりにピークが来るはず。
しかしですな、その時が来ても全くアタリなし。そのまま日の出時刻を迎えても、魚の反応は全くなかった。
非常に穏やかな海 ひねもすのたりかな
先週末の釣り情報では、「アタリが出始めた。」みたいな記述があった。そして、タコ釣りに行った酒田港では、確かにアジが釣れ始まっていた。
期待していたんだけど、撃沈。
釣りは、相手のご機嫌次第なんで、こういうこともある。仕方あるまい。
と言いつつ、このまま手ぶらでは帰りたくない。
釣り道具を仕舞いながら次の行動を考える。
ピーン!!
帰り道の近くに、T川があるじゃない。今年の陽気なら、少なくとも早春の山菜たちは顔を出しているんじゃないかな。
心の切り替え完了。
山用のシューズもハケゴもないけど、ナイフとビニール袋はある。それで、十分でしょう。
結構勢いのあるT川の流れ
この川は、米どころの庄内平野を潤すための水源にあたる川の一つである。そのために、遥かな上流の別の水系から水を引いている。田植えのシーズンが近づくと、この水が庄内平野の田に満たされることになる。
さて、春の進み具合は、どんなものでしょうね。
取水口管理用の道にツバキ
ネコヤナギも咲いてますね
これは、大丈夫でしょう。奥に進むと、
フキノトウの花畑が広がっていました
ここで、『フキノトウ味噌』に使う分を収穫。
ちょっと日当たりの良いところで、
『炒め煮』用も追加
あっという間に、予定量達成です。
魚は逃げるけど、山菜は逃げないからありがたい。ちょっと散策。
ここにもヤブカンゾウがいっぱい(今日は採りません)
キクザキイチゲも花盛り
この雰囲気だと、この流域での山菜採り本番も、もう間もなくですね。
散策をしているうちに、天気予報通り、雨がぱらつき始めたので、引き返すことにした。
T川の山の神様、ありがとうございました。
海の神様、釣れなかった原因、いくつか思い当たることがあるので、次回、またチャレンジします。
どちらも、よろしくお願いいたします。