先週のK川探訪から、ほぼ1週間。今度は、キノコ山の様子を見に出かけた。
豊かなキノコの名産地であるキノコ山だが、K川の採り場と、ほぼ海抜が同じ。
位置的にも、そんなに遠くないから、キノコの出方も似ているのだが、全く同じはずはない。
夏場のトビタケでも、先日までのマイタケでも、生えてくる場所や木が一本一本違うんだから、発生の仕方も当然違ってくる。
「こっちの山はどうかな?」
みたいな気分で、毎年お世話になっている木々を巡ってみることにしたのだ。
山道に入ると、黄葉が進み始めたことが分かる。
定点観測地の木の葉
マイタケの時期よりは、少し進んでいるが、まだ、『さわり』と言う感じ。
珍しい場所でマスタケ
こんな手前の地点でマスタケを見たのは、初めて。
やっぱり山の幸は、豊作なのかもしれない。
あちらにも
こちらにもサワモダシが生えている
しかしながら、老け気味
3日前ぐらいが盛りかな。
でも、この日は、台所中がキノコだらけだったから、この地を訪れるということはなかっただろうね。
これは、仕方がない。 巡り合わせが悪かったということだ。 サワモダシは諦めましょう。
さて、この地も、先日、氷点下の最低気温を記録したので、晩秋のキノコはどうかな?
期待を込めて探ってみたが、全く気配なし。
かろうじて、
ブナシメジが1本だけ
「これは、あと1週間以上かかるね。」
「うん。11月になってからだな。」
同行のM氏と確認しあう。
黄葉一歩手前のブナの森
「考えてみれば、この辺りが黄色く染まった頃にナメコも生えるんだよな。」
「うん。そこから葉が落ちて、雪が積もるまでだ。」
「山の空気が吸えたんだから、いいことにすっか。」
「うん。ただよ。あっちのキノコも、ちょっとだけ見ていかね?」
それから向かったのは、
カラマツ林
遅れ気味とは言っても、出ているかもしれないからと、歩き回ってみると。
ハナイグチがちょっとだけ
「やっぱり、もう少し先だな。」
「後で日程調整すっべ。」
「あいよ。連絡するんで、よろしく!」
キノコ山は、丁度、端境期に入っているようでした。
これは、仕方ないね。
おかげで、次への目途が立ったと捉えましょう。
もう一つ。1週間に3回山歩きをしたら、身体が軽くなった感じ。
やっぱり歩いてみるもんだ。 収穫があってもなくてもね。
・・・って言うか、これが一番の収穫かも。
山の神様、次回もよろしくお願いいたします。