仕事から帰宅すると、廊下に大きな箱がある。
中には、
新ジャガ1年分
こういうものを届けてくれるのは、T氏しかおるまい。
「T氏来たの?」
「ええ、キタアカリだって。トウヤは、もう少ししてから届けてくれるって。」
ありがたいことだ。
お礼の電話をかけてみる。
T氏の地元は、今回の洪水被害地のすぐそば、と言うよりも、一部被災しているはずなのだが。
「おお、ゴメンな留守にしていて。すごく立派なジャガイモだにゃあ。」
「いやあ、今年はあんまりよくないのよ。」
「暑さのせいか?」
「んだ。」
「で、洪水の方は、なんたっけの?」
「堤防工事したさげ、最上川の水は上がらねっけからいがったけど、逆に町から出た水、はげねくて、ちょっと困った。」
「んで、大丈夫だっけの?」
「うちは高台にあっから大丈夫だ。」
「んだら、まずはいがった。ご馳走様な。」
「ん、次はモダシ(キノコ)採りな。」
「んじゃあ、また。」
元気そうで何よりだ。
さて、せっかく戴いた初物、早速戴くべきだろう。
即、楽しむのならホイル焼きかポテトチップスあたりかな。
もう夕食時間が近いから、気軽に摘めるポテトチップスにしましょう。
早速調理開始。
・スライサーで剥けるところまで剥いたら
串に挟んで残りもスライスし
・水にさらしてでんぷんを洗い落としたら、布巾で水分を拭って
今回はシンプルに『薄塩味』と『海苔塩味』で行ってみます
去年の記録を見たら、160℃に油温設定をしても、途中で火力が弱まってしまい、やたら時間がかかったということが記されていたので、180℃に設定してみました。
・始めは泡がどんどん出てくるけれど
・完全に水分が抜ける(=泡が出なくなる)まで加熱し続けます
※この温度設定だと焦げ付かないし、そんなに時間もかからずに仕上がるみたいです
・キッチンペーパーで油を軽く切ったら、ポリ袋に入れて
・調味料(塩一つまみ)を加えて、袋を膨らませてバフバフします
薄塩味の出来上がり
※これで揚げ作業2回分
同様に、1回揚げるごとに青海苔一振りと塩一つまみでバフバフすると、
海苔塩味の出来上がり
ポテトチップスの場合、いろんなアレンジが考えられるんだけど、今回は新じゃがの風味を味わいたいのでシンプルにしました。
多分新鮮だから、そしてお手軽なスナック菓子なので、家族の売れ行きも好調ですね。どんどん減っていきます。
とても美味しかったです。
T氏、ありがとうね。
さあ、これからいろんな料理を楽しませてもらいますよ。
母、遊佐の人でしたから親戚中がそんな会話で、大好きな言葉なのよ~~~。
母の実家は空き家でまだ残っていますが、近所が畳が浮いたって言うから、きっと水がついたのかもしれません。
又、そんな会話を楽しませてくださいね
コメントありがとうございました。
山形弁というか、県北の言葉遣いなんですけど、伝わったんですね。
嬉しいです。
確かに、遊佐町には近いから似てるかもしれませんね。
それにしても、大雨の被害、小さいことを、そして、一日でも早い復興を願うばかりです。