タケノコ採り終了。これは、マタギの心にとって、大きなロスである。以前にも書いたが、早春から初夏まで続いてきた山菜採りの流れが途切れてしまったのだから。
秋が来れば、木の実が熟し、キノコが採れるようになる。それで楽しみがグッと広がっていく。
ただ、それまでの真夏の期間、収穫物が激減してしまうんです。山菜としては、ミズとフキぐらい。この2つに頼りながら溜飲を下げる。
それも悪くはないけど、やっぱり・・・、悲しい。
でも、待てよ、意外と早くから出始めるキノコもありますよ。
8月の声を聞いたら、『トビタケ』が出始める。去年は、ほんの僅かしか採れなかったが、猛暑になるであろう今年こそは、『日照りトビタケ』に相応しい収穫が出来るといいなあ。
それから、去年あたりから山形でも異常に発生が増え始めた『チチタケ』。ボソボソしてるけど独特の甘みというか旨みのあるキノコです。
そうして、『ハナビラタケ』。これまた魅力的な香りと歯ざわりを持つキノコです。
なあんだ、考えてみれば、すぐに楽しい季節がやってくるじゃないの。
夏が来て悲しいのは、春が去ったから。でも、夏が来たなら夏の楽しみがいっぱいありそうじゃないの。
そうですね、気を取り直して夏の山菜を楽しむことにしましょう。
で、思い出したのが、冷凍庫の保存食。ハナビラタケが沢山あるはずです!早速、戻して戴くことにした。
≪ハナビラタケ料理各種≫
下ごしらえ・調理の部
・冷凍(+乾燥)しておいたハナビラタケを水に浸して一晩
・翌朝には何倍かに膨らんでいました
・これを軽く湯がきます
半分は、≪酢味噌和え≫にしました。
・用意しておいた酢味噌(味噌と砂糖各大さじ2、酢大さじ1)
ハナビラタケの半量を合流させて和えれば完成
残り半分(100gぐらい)は、≪バター醤油炒め≫にしてみました。
・フライパンでバター(20gぐらい)を熱したところに
・ハナビラタケを加えてバターを馴染ませます
・今回戻したキノコが固めのような気がしたので蓋をして1分強蒸し焼きにしました
・塩と醤油を少々和えて軽く炒め
出来上がりましたよ!
どちらも、なかなか美味しい。食事に弁当にと、美味しく戴きました。
さあ、もう少しすると、君たちの本番が始まりますよ。
そうだよね。夏が来たら、夏の楽しみを見つけて楽しまなければ!
山の神様、この夏もよろしくお願いしますね。
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