日、一日と秋の気配が深まりつつある。先日のヤマブドウ採りから3日目の休日。この4日後には今シーズン初のマイタケ採りを控えている。で、本日は、マイタケ採りの苦行に備えて足回りの準備と考えていたんです。そのために、J屋とD屋に買い出しに出掛ける予定だったんですけど、考えてみたら、お店が開くのって午前10時頃じゃないですか。それまでの時間を無為に過ごすのは勿体ないと思ったのですよ。そこで、朝仕事に出掛けることにしました。
出掛けるのは、H沢。ヤマブドウともマイタケとも関係ないけど、秋の食卓に彩りを添えてくれるミズコブ採りに出掛けることにしました。
前回採った分は、1週間程で食べ切ってしまったところだから丁度よい。更に、4日後に控えている、マイタケ採りの前に足慣らしにもなるんだから一石二鳥ってもんだ。早速、準備を整える。
翌朝、気象情報を見ると全く問題なし。それでは、出掛けましょう!
ススキが穂を広げている
道路上の温度表示は16℃。『冴え渡る』という皮膚感覚だ。ちょっと迷ったけれども、雨具を身に付けることなく藪に潜り込む。案の定、朝露に濡れてずぶ濡れ。まあ、そういう状況も想定しての装備だから、何とかなるでしょう。いつもの「畑」に向かう。
食べ頃です
いい案配のミズコブ
実が熟して大きくなっている。葉っぱは、まだ、生き生きしている。これが、一番の採り頃です。もう少し季節が進むと、葉と茎が枯れ始め、ポロポロと実が落ちるようになります。そうなってしまうと、ミズコブ採りの効率は格段に落ちてしまいます。
ここ数年、ミズコブの場合、1回で100本ぐらいと決めています。理由は多々あるんだけれど、このぐらいが適量だと考えています。そうして、ものの30分で予定数に達しました。
あとは、秋山ウォッチングをしながら車に戻ります。
アオミズです
混生しているアオミズは、コブにはならないようです。
ヤマブドウのマント
この辺のヤマブドウは、オス?実をつけません。
ブナ林は
空気が違う
ああ、何度来ても癒やされる。山の空気を吸いながら斜面を登り切ると、これから釣りに入ろうとしている2人連れに会った。
「いい天気だのお。」
「ええ、どうぞお気をつけて。」
「はいはい。」
イタドリも花盛り
そうだよね。9月だ。奥山の釣りもラストスパートだ。
お互い、自分なりの秋を楽しみたいものだね。
なんてったって、自然の懐は、とてつもなく深い。
山の神様、本日もありがとうございました。
春と秋で、お山の恵みも様変わりですね。
ところで、そちらではイタドリは食べますか?
高尾の山茶屋で天婦羅にしているのを見たことがあります。確か春だったと思いますが、、、。
コメントありがとうございます。
ここにきて、季節が切り替わっていくことを実感させられる毎日です。きっと、都内でも、秋の気配が広がりつつあるのでしょうね。
さて、イタドリですが。実は、同じ山形県内でも、海岸部では珍重されているのに、内陸部では殆ど利用されていないというのが実態ではないかと思います。
春に芽吹いた新芽を塩漬けにし、お正月になると戻して食べる風習があるという話を聞いたことがあります。
そして、すごく美味しいという話も聞こえてきます。
マタギは、まだ食べたことがないのですが、以前から試してみたいと思っていた山菜の一つです。
天ぷらというのも面白そうですね。
来春、試してみようかな。