山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

達者でなステーキ

2025年01月05日 | 日記とレシピ

 仕事から帰宅して、冷蔵庫の中を物色していると、妻が声を掛けてきた。

「どうしたの?」

「いや、何か面白い食材ないかと思って。」

「じゃあ、ステーキ焼いてくれない?」

「いいよ。」

 詳しく聞くと、帰省していた息子が明日仕事先に帰るというのだ。

 だったら、元気づけに旨いもの食わせてやりたくなるよな。

 もちろん協力します。

 それにしても、年末年始から豪華な料理が続くけど、これは仕方がないね。親心ってもんだ。

 では、今できる最高のステーキを焼いて差し上げようではありませんか。

 ただし、もう肉の方は決まっていて、いつぞやの特売で買ってきたものを解凍して使うんだって。

 肩ロースともも肉なんだけど、とってもリーズナブルなお値段だったみたいです。

 これこそ、料理人の腕の見せ所ですね。

 勝負所は、焼き方とソースかな。

 まずはソースから考えてみます。

 ベースにするのは、信頼を置いているCHIPU516さんのレシピ。

 基本的には、オニオンと醤油味のソースなんだけど、まるでスフィンクスのような課題が添えられている。

 それは、『煮詰めないでください。沸騰したらすぐに火を止めてください。』という指示とともに、『玉ねぎの辛味が気になる方は少し煮てください。』というものが並立しているのだ。

 この2つの指示をどう解釈すればいいか。

 この謎解きから始めました。

 多分、あれだ!

 マタギなりに閃いたので、実行に移すことにしました。

       今回使う調味料です

 ※タマネギ1/4個、ニンニク5cm、醬油54、酒30、みりん18、砂糖3、鶏がらスープ3g+水15g

 この中で、煮詰めると味が変わってしまうのは、醬油だ!

 これが、マタギの推理です。

 そこで、醬油は、別に量り取っておいて後で加えることにしました。

       手前の醤油と右上の玉ねぎと、残り全ての調味料に分けてます

       醤油ちゃん、待っててね

 ・醤油以外をある程度煮ます(これで、アルコールが飛ぶとともに辛味の調整になるはず)

 ・いったん火を止めてから

 ・醤油を加えてひと煮立ち

 これで完成だと思う。

 続いてです。

 ・肉の表面に軽くたて塩

  KIKKOMANによると、下手なラードよりもオリーブオイルがいいとのことでした

 今回は、これで焼いてみますね。

 ・とことん強火!(ここが最大のポイント)

 ・硬さを見ながら両面を2回ずつ焼いて

       出来上がり

       本日の夕食です

       用意したソースをかけていただきます

 ああ~!!!

 大変美味しかったです(形容詞が見つからない)。

 勿論、辛味が苦手な家族も含めて、皆さん喜んでくれました。これで満足。

 明日も仕事だから、見送りはできないけど、息子よ、達者でな。

 次に来るのはいつになるか分からないけど、元気に過ごしておくれ。



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