仕事から帰宅して、冷蔵庫の中を物色していると、妻が声を掛けてきた。
「どうしたの?」
「いや、何か面白い食材ないかと思って。」
「じゃあ、ステーキ焼いてくれない?」
「いいよ。」
詳しく聞くと、帰省していた息子が明日仕事先に帰るというのだ。
だったら、元気づけに旨いもの食わせてやりたくなるよな。
もちろん協力します。
それにしても、年末年始から豪華な料理が続くけど、これは仕方がないね。親心ってもんだ。
では、今できる最高のステーキを焼いて差し上げようではありませんか。
ただし、もう肉の方は決まっていて、いつぞやの特売で買ってきたものを解凍して使うんだって。
肩ロースともも肉なんだけど、とってもリーズナブルなお値段だったみたいです。
これこそ、料理人の腕の見せ所ですね。
勝負所は、焼き方とソースかな。
まずはソースから考えてみます。
ベースにするのは、信頼を置いているCHIPU516さんのレシピ。
基本的には、オニオンと醤油味のソースなんだけど、まるでスフィンクスのような課題が添えられている。
それは、『煮詰めないでください。沸騰したらすぐに火を止めてください。』という指示とともに、『玉ねぎの辛味が気になる方は少し煮てください。』というものが並立しているのだ。
この2つの指示をどう解釈すればいいか。
この謎解きから始めました。
多分、あれだ!
マタギなりに閃いたので、実行に移すことにしました。
今回使う調味料です
※タマネギ1/4個、ニンニク5cm、醬油54、酒30、みりん18、砂糖3、鶏がらスープ3g+水15g
この中で、煮詰めると味が変わってしまうのは、醬油だ!
これが、マタギの推理です。
そこで、醬油は、別に量り取っておいて後で加えることにしました。
手前の醤油と右上の玉ねぎと、残り全ての調味料に分けてます
醤油ちゃん、待っててね
・醤油以外をある程度煮ます(これで、アルコールが飛ぶとともに辛味の調整になるはず)
・いったん火を止めてから
・醤油を加えてひと煮立ち
これで完成だと思う。
続いて肉です。
・肉の表面に軽くたて塩
KIKKOMANによると、下手なラードよりもオリーブオイルがいいとのことでした
今回は、これで焼いてみますね。
・とことん強火!(ここが最大のポイント)
・硬さを見ながら両面を2回ずつ焼いて
出来上がり
本日の夕食です
用意したソースをかけていただきます
ああ~!!!
大変美味しかったです(形容詞が見つからない)。
勿論、辛味が苦手な家族も含めて、皆さん喜んでくれました。これで満足。
明日も仕事だから、見送りはできないけど、息子よ、達者でな。
次に来るのはいつになるか分からないけど、元気に過ごしておくれ。
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