神様SEO

「オレね新しい商売始めようっと思うんすよ。

神様SEO

みんなね、人生の上位に入りたいわけよ。

神様に早く検索してもらって、イケメンの彼と幸せな生活

できれば女子アナになって野球選手と結婚とか

お笑い芸人になって女優と結婚とか

もちサラリーマンもオッケーすよ

安定した公務員もいいっすね

月30万円とって、神様SEOをやるわけよ

宣伝はどうするかって

もちホームページっすよ

なかなか検索されないけどね」

IQ84 村上夏樹 プロローグ

神戸行きのドリーム号はもう無い

僕が少年時代を過ごした、神戸、元町、芦屋、夙川
学校ではさんざんな目に遭った
知能テストでIQが84しか無かったので
人にデクノボーと呼ばれ、苦にもされず
付いたあだ名はその頃はやっていた映画から「エレファントマン」
親友はネズミだけ、本物のハツカネズミだ。

そこで、高校を卒業した僕は東京に行く事にした
何かが変わると思ったからだ
IQが84でも自分では天才だと思っていた。

確かにあの80年代は何かが変わろうとしていた時代だった

僕がやっていたバーには渋谷に近い事もあって
ＩＴ関係者がよく来ていた
その一人が言っていた

「神様っていうのは一人しか居ないだろ、だから60億の人間全部を検索できないんだよ。ロボット検索で巡回するけど、毎日検索される人もいれば、一生検索されないやつもいる。だから俺達はSEO対策をする。神様SEOをね」

注1：SEO：Search Engine Optimization

IQ84 村上夏樹

新シリーズ決定

「IQ84 村上夏樹」

顔はブサイク、知能は最低、あだ名はエレファントマンの青年、「村上夏樹」が少年時代を過ごした神戸の街を舞台に、やがて人生の真実、セカイの実体に触れていく感動の青春小説。

ロンドンの街角にて

アイリッシュパブ

夕方からこういう店で酒びたりの人生を過ごしたい

酩酊状態22時間

あとの2時間だけ働く

そういうものに私はなりたい


健康保険や年金がなんぼのもんやー

いかん、またちゃぶ台をひっくり返しそうになった

エレファントの呪い

なぜ貧乏なのか

クオリティが上がらないのか

検索で上位に来ないのか

悩みはつきない

前世でウンをゾウに踏まれたに違いない

それがウンのつきだった

あれ、ウンのつきって運が付いてて良い意味か

違う、ウンが尽いてしまうことか

いやだいやだ

こんな人生はいやだ

明日は湊川公園から徒歩で新開地へ

ビールのアルミ缶を拾いに行く

350mlのアルミ缶1個で1～2円になる

100個で100円

こりゃすごいかも