ルテイン

目がボケてきたのでルテインを買ってみた。

ナメクジを飲むといいというのは、何の時だったか忘れた。

心の旅に出ます

「七郎ちゃん、空から何か降ってきたわね。
三月のなごり雪かしらね」

「かあさん、気をつけて。爆発した原子炉の破片かもしれない。
いや、何かのチラシみたいだね。
わっ、テスラハットが今なら980円だよ」

「そこじゃないでしょ。
今の場合、重要なのは、上にある文章でしょ」

「わっ、このフォントは二郎おじいちゃんがいつも使っている、
安物のダイナフォントだよ。紙はネット印刷の一番安いやつだ。
こんなにたくさんばらまくということは、
『さがさないでください』というのは、
本当は『さがしてほしい』という悲しい心の裏側なんだよね」

「七郎ちゃん、どうしたの、まるで大人のような事を言うのね。
そういえば、この頃、四郎とうさんに似てきたわね」

「片面印刷チラシの裏側が真っ白なのは、メモ書きにつかうためじゃなくて
きっと、人の心の空虚さを表現してるんだよ」


とし子と七郎は、人はなぜ旅に出るのだろうか、と、
遠いまなざしで、春の青空をいつまでも見上げるのだった。

八田七郎と八田九太郎の違い

八田七郎と八田九太郎の違い

ラバウル戦線で右目と右手を失った八田七郎に、
アンドロイド八田四郎の部品が侵入し、
八田九太郎というハイブリッド生命体へと進化した。


登場人物も揃ってきたので、
今年からマンガ家としてデビューして、
出版社の仕組みはよく知らないので、
アマゾンキンドルで直販して儲けることにする。
ついでにミドリムシ健康食品も通販して儲ける。

しかし、ストーリーがどうなってのかが自分でもよくわからないのと、
斜め横や後ろ姿などのポーズが描けないので、
登場人物は全部正面向きのポーズになるかもしれない。

紙と鉛筆は使っていないので、
ノートパソコンとマウスさえあれば制作できるので、
元からデッサンができないので、ペンタブレットも不要かもしれない。
住む場所が無くなって、ネットカフェに寝泊まりしても作業できる。