河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ギネスストア

2010年04月12日 | イギリス・アイルランド
ダブリンに行ったらギネスストアを見てから死ね
とはよく言われる言葉だが
入場料がいるとは(ギネスビール1杯と半分タダで飲めるけど)知らなんだ
とりあえず冥途のみやげに行ってきた

古い工場を改装して作ったのかよくできている
ツアーといっても1階で説明を受けてあとは自由に見て回れるので気楽である

途中で醸造したて?のビールをコップ半分くれて
最上階で1パイントというのか大きいコップ1杯分くれる
途中でつぎ足したようなビールを渡されたので
アジア人種被害妄想で「手抜きをされた」と思っていたら
どうやら、ギネスは時間をかけて3回くらいに分けてグラスに注ぐようだ

日本の酒造会社も酒蔵を改装して
「日本酒は実は相撲取りが裸で作っている」
というキャンペーンでもして
日本酒の製造工程を力士にやらせるとかして
最後は特設ステージで鮨も食べさせて大相撲を見せるとかすれば
東洋の謎でヨーロッパ・アメリカから観光客殺到と思う

トリニティカレッジ

2010年04月11日 | イギリス・アイルランド
今回の旅のメインテーマ
ケルトの謎をたどる総本家
トリニティカレッジへ行く
無料と思ったらきっちり有料(9ユーロ)
写真撮影不可
出口にみやげもの屋がある
まあ観光名所やしこんなもんか

暗い部屋の本物だか複製だかの本がケースの中に置いてある
巴模様や唐草模様や組み紐模様のようなウズマキが渦を巻いている

DTPが無かった時代にこれを描いたとなると
よっぽど暇だったか細かい絵を描くのが好きだったか
執念深い人が描いたに違いない

はたしてこんな感想だけで済ませて良いのか

図書館は古い建物でとてつもなくすごかった
外は石造りのようだが
木造のアーチ状の天井になっていて
図書館というより教会のようだった
昔は印刷技術も無く知識は貴重で神聖なものだったのだろう
今ならこの図書館全部の情報量はたぶんサーバ1台に収まるのだろうが

一生かけて一冊の本を手描きで仕上げて死んでしまう
というのもやりがいのあって幸せな人生かもしれない

人生、時間がたっぷり有るから何か出来るというもんでもなさそうだし
と帽子屋は久しぶりに感慨にふけったぜ

ケルトの十字架

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
これがケルトの十字架だ

ケルトの墓場に埋まってるお骨を上から踏んでまわったせいか
翌日から風邪がぴたっと治ってしまった
そして、鏡をみると額から細くて白い毛がびよーんと伸びていた
仏様の額にあるウズマキと同じものである
仏様はこの毛をぐるぐるウズマキにして額に収めているらしい

やっとまともにグレンダーロッホに向かう

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
BRAY駅到着

ここからだとグレンダーロッホまでタクシーで片道30分くらい
見学時間30分として75ユーロで貸切タクシーとなる
貧乏人には高いけどしかたない

運転手さんも気のいい人で
「エンヤはいいねえ車にCD3枚置いてるよ
すぐ眠くなってきて最高だよ」

(運転手が寝たらあかんやろ)
と関西風つっこみをいれようと思ったが、和文英訳が間に合わなかった

ウィックロウ駅到着

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
ウィックロウ駅

コノリー駅から1時間ほど(不正確)だったかでウィックロウ駅に着く
改札機も無いし、何も無い駅である
バスもタクシーもいない
駅員さんに聞と、タクシー会社に電話で聞いてくれて

「グレンダーロッホまではものすごく遠いし、タクシーだと高い、往復で90ユーロくらいかかる。しかも、駅に戻ってきても終電に間に合わないだろう」

「しかし、別の方法がある。BRAYの駅まで戻り、そこからならタクシーでも行けるだろう
帰りの電車も大丈夫だ」

なんじゃそりゃ、グレンダーロッホに行くのはBRAY(ブレイ)駅に行けばいいのか

こういう駅員さんが人の鏡である

結局、プロ意識のある人と無い人は半々くらい?いて
プロ意識のある人に当たれば良し
医者でも同じことで、プロ意識の無い医者に当たったもんなら
軽い病気でもその日に絶命ということもありえる

プロ意識というよりは前の記事から続くが、個人の資質・特性みたいなもんと思う

帽子屋はここでも感慨にふけるのだった


 

グレンダーロッホへ向かう

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
コノリー駅

グレンダーロッホって何か良く知らないまま向かう

今まで旅が順調に進行しているのが読者も怪しいとは思わないか?
そうだろう
ようやくトラブルに遭遇するラッキーチャンスが来たのだ

なにげなく手元にあったパンフレットを見ると
「鉄道ツアー、グレンダーロッホ半日ツアー、月曜~土曜12時出発 37ユーロ」
時計を見ると10時半
走るか、タクシーで駅まで行けば間に合いそうである
タクシーで駅まで行きインフォメーションで

「このツアーチケットここで売ってますか」

「道路の向こうの旅行会社で売ってるよ」

時計を見ると11時半である
旅行会社のドアは閉まっていた
インターホンで

「グレンダロッホのツアーチケット買いたい」
と言うと
中から、なんか、モンティパイソンの登場人物のような
あやしいオーラを発散させている社員が出てきた

「このツアーはノットランだ」

「なんでやねん、今月は中止なんか」

「いや、いや、わかった、わかった
駅のインフォメーションに11時45分に待っていてくれ
私が必ずや君を見つけてツアーをスタートさせる
今日のツアー参加者は君だけだ」

名前も書かず、引換券も発行せず
この時点でかなりの怪しさ満点だったが

結局12時10分まで待ったがヤツは来なかった
このまま、引き下がるのも、「ナメクジの帽子屋」の異名を持つわしとしてはくやしい

再び旅行会社に行き、インターホンに
「おまえはそこに居るんだろう」
と言う

すると、中から、頭を抱えながらオーバーアクションで
「すまない、ツアーはキャンセルになってしまった
君は日本から来たのか、じゃ、日本語でこれでサヨナラだ」

「おまえ、ちょっと待て、じゃあ、自分で行くから、行き方を説明しろ
45分に駅に来るといったのはおまえのほうだぞ
キャンセルならおまえから駅まで言いにこいよ」

「説明って、英語でか? 13:00に列車が出るから
それでウィックロウまで行け。それだけだ。
列車だ、ポッポーだ、わかるか
電話対応がいそがしいから、これでサヨナラだ」

とジェスチャー付きで答える
完全に日本人というか非英語圏人種を馬鹿にしとる態度である

「その電話が終わるまで待っててやるから、それから説明しろ」

と言って事務所の中に入り電話対応が終わるまで凝視する
やつもちょっとあせっていたので
いやがらせはこの程度で帰ろうかと思ったが
次に言った言葉が

「行き方は街の旅行会社で聞いてくれ、私は何も知らない」

「おまえの会社は旅行会社と違うのか」

これ以上の和文英訳の語彙が無かったのと電車の時間に遅れるので
切り上げたが

英語の通じないツアー客一人くらい放置しておいても
苦情を言いにこないだろうと無視していたのに違いない

帽子屋は三重人格なので英語でケンカする人格がたまに現れる

結局いつも思うのだが、国や人種や会社とかには無関係で、その人個人の
資質というか人徳というか、そういうもので物事は決まっていると思う

広島・長崎に原爆を落としたパイロットが個人の意思でスイッチを押さなければ
歴史は変わっていたわけで、JRの運転士が5分遅れても大丈夫じゃんとカーブで
減速していれば大事故にはならなかったはずだ。

国会や会社の会議や規則からは何も生まれない
個人ひとりの作りたくてしょうがない情熱とか
人を助けたくてどうしようもない衝動から
ケルズの書が出来たり、マザーテレサのような人が出てきたり
iPodが出来たりするのだと思う

帽子屋は再び感慨にふけったのだった



アイルランドって何

2010年04月09日 | イギリス・アイルランド
アイルランドとはどういう国なのかさっぱりイメージがわかない
イギリスと同じ国と思っても問題無いような気もするし
ヨーロッパの人が韓国と台湾と日本の区別が付かないのと同じと思う
まあダブリンのほうがロンドンより規模も小さいし、
いろいろな意味においてどこか垢抜けない感じはする
街の表示はアイルランド語?と英語の二種類の表記だが
ほとんどの人は英語をしゃべるのが普通らしい

朝の10時に宿に着いたが、チェックインは午後2時だということで
このへんがバンコクの安宿なら何時に着こうが部屋に入れるのだが
宿のカフェでコーヒー飲んで、外を歩き回って、おかげで街の地理を覚えてしまった
カフェラテを頼んだら、ミルクアートしてあった
いちいちこんな事してるから長蛇の列が出来ている
というか10時というのはこの宿の宿泊客向けの朝食の時間なのであった
宿というよりユースホステルの感じで若者ばかりである

ライアン航空でダブリンへ

2010年04月09日 | イギリス・アイルランド
ライアン航空というのは安いので有名らしく
空港にカウンター無し
搭乗券も自分でプリンタで印刷する
チェックインも自分でオンラインで行う
機内サービス有料
などで運賃を安くしているらしい

しかし、EU以外の国の人の場合は
オンライン航空券にパスポート(ビザ?)チェックのスタンプがいるそうで
そんなチェックどこでやってるねんという感じで素通りしてゲートに行ったら
搭乗ゲートで
「あんたらは乗ったらあきまへん」
と放置プレイされた
わて以外にも米国人らしき人が3人同じ失敗をしていて
離陸時間直前まで待機させられた
なにやら英語で説明していたが流暢すぎて聞き取れず

結局、航空会社の人が搭乗券に手書きで日付を書き入れて
ぎりぎりで乗せてくれた
EU以外の国にたいするいやがらせなのか


ルートン空港

2010年04月09日 | イギリス・アイルランド
ロンドンの北にあるルートン空港
ヨーロッパへの格安航空会社が多く集まっているようだ
早く着きすぎてひまなのでぼーっとしていると
ポーランドからか休暇でイギリスに来たというおっちゃんが話しかけてきた

こういう場合の判断が難しい

タイプA:
ほんとうに純粋に東洋人・日本人に興味が有って話しかけている

タイプB:
お金をくれとか物を買ってくれとか飲みに行こうとか金銭目当てである

どうやらAのタイプのようで合気道をやっていて、その先生が日本人で
日本語を少し知ってるらしい、みるからに人のいいおっちゃんだったが
といって油断するのも危ない

タイプBの場合、
「妹が日本に住んでて、今度日本に行く、お金を貸してくれないか
住所教えてくれ」
とかの話になってくるので要注意である

疑うのも申し訳ないが、駅や空港で向こうから近づいてくる外人さんは
半分疑ったほうが安全である

身の安全を守るためにはしかたないなあ・・・