今日はあまりの惨事に
自分にインタヴューしたくなりました。
--かなりショックだったようですが、
最初は問題に気づかなかったのですか?
はい、そもそもは、上司が消化器官末端の異変ゆえ
休みを取ったのですよ。
で、これはチャンス!と思ったわけです。
--それで、フレームを磨きにかかったわけですね
週末までとっても待てない気分でしたからね(笑
実際パーツが揃うまでは、フレームをひたすら磨くしか
やれることもなくて。
師匠の道具箱からちゃっかりコンパウンドも
失敬していましたし

いらない歯ぶらし、いらなくなったTEEシャツ
台所用スポンジ、ワイヤブラシ、などなど
ひととおり備品はそろってるつもりだったのでね。
ピカピカになっていく姿しか想像してませんでした。
--実際、塗装部分は綺麗になったようですね。
はい、まだまだこれから細かい方で
さらに磨きをいれていく予定ですが、
パールがより光を増していくのが快感でした。
汚れが落ちていくのは本当に気分がよいものです。
この、前オーナーが、塗装のはげたところにほどこした
ものすごく中途半端な補正跡。
これがね、なんかドラマを感じましてね。
ああ、前オーナーも根性ナシなやつだったんだろうな、と。
そんなこと考えながらゴシゴシしていくのがね、
たまらないですね。これがゴミの醍醐味ですよね、
あっシャレじゃないですよ、がっはっはっは。
--(-_-;)で、問題はそのフロントフォークのさきっぽですね。
なぜか塗装されてなかった部分。
そうです。ここです。メッキ部分。

ここもね、磨けば磨くほどピカピカになって
最終的にはメッキぴかぴか状態になると
信じていたのです。っていうか、なるって・・・
--師匠が「なる」っていったんですね。
もちろんです。ワタシは幼稚園児ですから
小学4年生のいうことは絶対です。
まずコンパウンド細めで磨け、と。
--師匠がそういったんですね。
若干上の空だったのが気になりましたけど、
コンパウンドでごしごしこすってみたのです。
そうしたら、ものすごい状態に。
茶色い汁でフォーク包まれてしまったのですよ。
ええ、もうさきっぽ全体が茶色い汁でいっぱいになって。
大慌てしているワタシに向かって、師匠は
「まず赤サビが落ちるから、その後黒くなるから
その黒いのを落とせば、明るい未来が待ってるんだよ」
といったんです。
--赤から黒になり、ピカピカが待っている、と
そういう意味に受け取ったんですね。
他に受け取りようがないじゃないですかっ!
・・・あ、失礼しました。ついムキになって。
で、がんばったんです。確かに赤(茶色)い汁が
ひとしきり出た後は、真っ黒に。
--黒い汁ですかっ!?
いえ、あの、黒は汁状態にはならなくて、
ただウエスがどんどんどす黒くなって。
--じゃ、どんどん黒いのが落ちてるということじゃないですか
それが、ウエスもどす黒くなるのですが、
フォークもどんどんドス黒くなって。
--さらに黒くなったということですか?
磨けば磨くほど、どんどん黒くなるんですよ。
黒がドス黒くなって、ドスドス黒くなって、
ドスドスドスドス黒くなって
どこまでも黒く黒く・・・・・
--その時点でまだ気づかなかったんですか?
ええ、信じてましたから。
だって、何度も黒いのを磨けば、
銀色に光り出すって、師匠が・・・
しかも、疲れ果てたワタシの前にまた
秘密兵器を・・
--秘密兵器ですか?いまごろ?
はい、これです。

電動ブラシ。
これで磨いていけ、と。
最初から貸してくれよ、と内心思いながらも
今度こそ綺麗になるんだ、と
信じてブラシをかけていったのです。
確かに表面はつるつるしていくのですが、
見た目はさらに・・・
--さらにドス黒くなったのですね?
いえ、さらに黒光りしてきたのです!
見たこともないような黒さです!
例えるならば、うちの台所にあるすき焼き鍋のような・・・
--さすがにそこで気づいたわけですね。
はい、師匠もやっとそこで気づいたのです。
磨きあげたフォークをじっと眺めてひとこと。
「これ、鉄そのものだな。メッキはげちゃってたんだ」
ワタシは目の前も手もお気に入りのティーシャツも
すべて真っ黒になりました。とほほほほほ。
・・・・・すっかり
・・・・・やられました。
疲労困憊です。疲労コンパウンドなんちって。
あ、あ、すいません。
でもコンパウンドも師匠のものだし、
これからサンドペーパーもくすねる予定なので、
じっと耐えなければなりません。
あ、結局サンドペーパーかけて
塗装することにしました。
--塗装ですか、新たなるチャレンジですね。
それはそれで楽しみじゃないですか。
そうなんですよ、
実は楽しみが増えました。
応援してくださいね。
というわけでめでたしめでたし・・(あれ?)
ポチっ
↓

自分にインタヴューしたくなりました。
--かなりショックだったようですが、
最初は問題に気づかなかったのですか?
はい、そもそもは、上司が消化器官末端の異変ゆえ
休みを取ったのですよ。
で、これはチャンス!と思ったわけです。
--それで、フレームを磨きにかかったわけですね
週末までとっても待てない気分でしたからね(笑
実際パーツが揃うまでは、フレームをひたすら磨くしか
やれることもなくて。
師匠の道具箱からちゃっかりコンパウンドも
失敬していましたし

いらない歯ぶらし、いらなくなったTEEシャツ
台所用スポンジ、ワイヤブラシ、などなど
ひととおり備品はそろってるつもりだったのでね。
ピカピカになっていく姿しか想像してませんでした。
--実際、塗装部分は綺麗になったようですね。
はい、まだまだこれから細かい方で
さらに磨きをいれていく予定ですが、
パールがより光を増していくのが快感でした。
汚れが落ちていくのは本当に気分がよいものです。
この、前オーナーが、塗装のはげたところにほどこした
ものすごく中途半端な補正跡。
これがね、なんかドラマを感じましてね。
ああ、前オーナーも根性ナシなやつだったんだろうな、と。
そんなこと考えながらゴシゴシしていくのがね、
たまらないですね。これがゴミの醍醐味ですよね、
あっシャレじゃないですよ、がっはっはっは。
--(-_-;)で、問題はそのフロントフォークのさきっぽですね。
なぜか塗装されてなかった部分。
そうです。ここです。メッキ部分。

ここもね、磨けば磨くほどピカピカになって
最終的にはメッキぴかぴか状態になると
信じていたのです。っていうか、なるって・・・
--師匠が「なる」っていったんですね。
もちろんです。ワタシは幼稚園児ですから
小学4年生のいうことは絶対です。
まずコンパウンド細めで磨け、と。
--師匠がそういったんですね。
若干上の空だったのが気になりましたけど、
コンパウンドでごしごしこすってみたのです。
そうしたら、ものすごい状態に。
茶色い汁でフォーク包まれてしまったのですよ。
ええ、もうさきっぽ全体が茶色い汁でいっぱいになって。
大慌てしているワタシに向かって、師匠は
「まず赤サビが落ちるから、その後黒くなるから
その黒いのを落とせば、明るい未来が待ってるんだよ」
といったんです。
--赤から黒になり、ピカピカが待っている、と
そういう意味に受け取ったんですね。
他に受け取りようがないじゃないですかっ!
・・・あ、失礼しました。ついムキになって。
で、がんばったんです。確かに赤(茶色)い汁が
ひとしきり出た後は、真っ黒に。
--黒い汁ですかっ!?
いえ、あの、黒は汁状態にはならなくて、
ただウエスがどんどんどす黒くなって。
--じゃ、どんどん黒いのが落ちてるということじゃないですか
それが、ウエスもどす黒くなるのですが、
フォークもどんどんドス黒くなって。
--さらに黒くなったということですか?
磨けば磨くほど、どんどん黒くなるんですよ。
黒がドス黒くなって、ドスドス黒くなって、
ドスドスドスドス黒くなって
どこまでも黒く黒く・・・・・
--その時点でまだ気づかなかったんですか?
ええ、信じてましたから。
だって、何度も黒いのを磨けば、
銀色に光り出すって、師匠が・・・
しかも、疲れ果てたワタシの前にまた
秘密兵器を・・
--秘密兵器ですか?いまごろ?
はい、これです。

電動ブラシ。
これで磨いていけ、と。
最初から貸してくれよ、と内心思いながらも
今度こそ綺麗になるんだ、と
信じてブラシをかけていったのです。
確かに表面はつるつるしていくのですが、
見た目はさらに・・・
--さらにドス黒くなったのですね?
いえ、さらに黒光りしてきたのです!
見たこともないような黒さです!
例えるならば、うちの台所にあるすき焼き鍋のような・・・
--さすがにそこで気づいたわけですね。
はい、師匠もやっとそこで気づいたのです。
磨きあげたフォークをじっと眺めてひとこと。
「これ、鉄そのものだな。メッキはげちゃってたんだ」
ワタシは目の前も手もお気に入りのティーシャツも
すべて真っ黒になりました。とほほほほほ。
・・・・・すっかり
・・・・・やられました。
疲労困憊です。疲労コンパウンドなんちって。
あ、あ、すいません。
でもコンパウンドも師匠のものだし、
これからサンドペーパーもくすねる予定なので、
じっと耐えなければなりません。
あ、結局サンドペーパーかけて
塗装することにしました。
--塗装ですか、新たなるチャレンジですね。
それはそれで楽しみじゃないですか。
そうなんですよ、
実は楽しみが増えました。
応援してくださいね。
というわけでめでたしめでたし・・(あれ?)
ポチっ
↓
