昨日、友人の骨折りを得て、東京都港区元赤坂の迎賓館と和風別館・遊心亭を見学した。
私としては、かなり珍しい行動だった。友はありがたいもの。
此処は紀州徳川家の中屋敷があったところ。洋風の東宮御所という気運のもと、明治32年に着工し明治42年に赤坂離宮として完成した。
しかし、昭和天皇、今上天皇が一時的にご使用になった以外、あまり使用されることはなく、国立国会図書館、内閣法制局、東京オリンピック組織委員会などが使用していたとのこと。
その後、幾つかの経緯を経て、和風別館(下の写真)の建設と合わせて、現在の迎賓館赤坂離宮が完成したものらしい。
和風別館遊心亭の内部見学が、昨日の私たちの主たる目的であった。
上の写真が遊心亭。
上の写真は、茶室。
建物内部は全面的に撮影禁止となっていた。まもとに残念。
案内人がざっくりと説明してくれたが、文化的な意義よりは、モノの値段を次々と聞かされた感じ。ああ、味気なし味気なし。
「文化は高価なんだなァ」と気付かされたが、なぜ高価なのか理解できなかった。私が無知過ぎたのだ。
庭園の松。
松の氏素性は知らないが、建物や調度品などに比べ、貧弱に見えたのだが。
老松の芯にわが身を思ひけり ひよどり 一平