平成23年(2011年)3月11日午後2時46分、東日本大震災が起きた。
私はあの日、日比谷の映画館で、イギリス映画「英国王のスピーチ」を観ていた。
突然、かなりの揺れ。そこから私の「帰宅難民」が始まった。
上の写真は、午後3時過ぎの有楽町駅前。激しい余震が続いていたため、駅にいた乗客は、駅舎の外に逃れ出ていた。
人々の視線は、駅舎上部のひどい揺れを見ていた。
もちろん電車は全線がストップ。
やむなく私は、徒歩で東京駅へ。
東京駅へ行ったからとて、電車が動いているはずもない。その夜、私は「帰宅難民」となった。
写真は午後8時過ぎの東京駅八重洲側。暗いのではっきり写っていないが、ビルの下には多くのサラリーマンや旅行者たちが、不安げに立ちすくんでいた。
地上路線の運転再開は、次の日の朝7時過ぎだったように思う。
私にとって、初めての体験だった。
現在、 死者 1万5893人、行方不明者 2553人 避難者数 12万3168人
福島原発の問題も収束せず、災害は継続中だ。
あれからの時が止まりて春の闇 ひよどり 一平