新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

同じ案山子

2019年09月02日 07時19分50秒 | 写真と俳句

    今年また去年の案山子が胸張りぬ   ひよどり 一平 

   (ことしまたこぞのかかしがむねはりぬ)

     ・・・・・・・・・

 この田んぼの秋には、この案山子が必ずお出ましになる。

 そのほかの季節は、畦道や田んぼの際に意味もなく立たされているのだ。

 いや、「意味もなく」と言ったのは私の独断で、この案山子としては重大な任務を負っていたのかもしれない。きっと私が知らなかっただけなのだ。

 何故なら、この案山子殿、薄い胸を昂然と張っているではないか。 

コメント (2)
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