新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

遠い思慕

2021年02月21日 19時10分17秒 | 写真と俳句

    梅咲くや老人にふと遠い思慕     ひよどり 一平

   (うめさくやろうじんにふととおいしぼ)

    ・・・・・・・

 咲いた紅梅を見た折、やや反射的に、「そう言えば、あの娘はその後どうしたかなァ」と、かなり遠い昔を思い出したりする。

 遠い昔のことであるから、心にはなんの動揺もなく、狼狽することもない。

 「あの娘と言ったって、既に古希は過ぎているはず」と、米寿近い私は渋い顔。

 果たしてこんな俳句が通用するかどうか。米寿近いからこそ臆面もなくアップするのかもしれない。

   ・・・・・・・

 前触れなしに遠来の友。しかも夫妻揃ってのご入来だ。

 この友が現れるとひと騒動なのだが、今度はそんなこともなかった。

 やれやれ・・・・・。

   梅咲くや前触れなしに友夫妻   ひよどり 一平

  (うめさくやまえぶれなしにともふさい)

   

コメント (2)
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