吹かれ来て階段覆ふ落葉かな ひよどり 一平
(ふかれきてかいだんおおうおちばかな)
・・・・・・・
上野の山の銀杏落葉だ。
なかなか丈夫な落葉で、上に乘ったら滑るので、危険な落葉でもある。
吹かれ来て階段覆ふ落葉かな ひよどり 一平
(ふかれきてかいだんおおうおちばかな)
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上野の山の銀杏落葉だ。
なかなか丈夫な落葉で、上に乘ったら滑るので、危険な落葉でもある。
気付かぬにいつしか咲いて枇杷の花 ひよどり 一平
(きづかぬにいつしかさいてびわのはな)
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枇杷の花も実も極めて地味だ。
「もうそろそろ、咲いているかなァ」と思って見ないと、見落してしまう。
私は鼻の感覚が鈍いせいか、匂いでもキャッチできない。
いつの間にか咲いていて、いつの間にか実になっているという感じだ。
せめてトマトほどの色使いをしてくれるといいのだがと思う。
こんな願いは、創造神に対する冒涜になるのかも知れない。