新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

しばしの憩い

2015年05月04日 14時42分33秒 | 処世雑感

 狂気の中にあった桜だったが、開放されて今は放心の中。

 人間どもにもやっと正気が戻ってきた。

 花見が好きなのは日本人だけかと思ったが、どうやら外人にも華やいだ気分は通じるらしい。

 ただ、「場所取り」に狂奔する風習には驚くのではなかろうか。

 桜の美しさは、人を狂わせますね。

 夜桜の下であれば、美しき人妻を殺せるかもしれない。

 そう言えば、坂口安吾の小説に、そんなのがありましたね。

    葉桜や人影のなき遊漁船    ひよどり

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 憲法記念日 | トップ | じゃがいもの花 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太郎ママ)
2015-05-05 07:35:04
いやぁ~、花といえば桜。
桜=花・・・というだけあって狂わされます。
桜が去っていき、次々と主張する花たち。
どれも美しいですね。
返信する
Unknown (きららののこ)
2015-05-05 10:02:27
ソメイヨシノ 八重桜  なんかだんだんと華やいできますよね。質素な女性から貴婦人への変身
今はツツジが満開で越生の五大尊は有名だそうです。
一度は行ってみたいと思いながらなかなか

安吾さんの作品は安吾捕り物帳を昔読んだことがあるくらいです。
返信する
太郎ママさんへ (ひよどり)
2015-05-06 09:56:47
今日は立夏ですね。
暦の上とは言え、もう夏です。
梅雨が明けて本格的な夏と思っている感覚から言えば、
「立夏」は気分だけのもののようです。
「風光る」が「風薫る」に変わります。
返信する
きららののこさんへ (ひよどり)
2015-05-06 10:04:09
今年は躑躅を観に行く気持ちにはまだなっていません。
折悪しく、我が家の躑躅は剪定の時期がわるかったので、
ちらほらと咲いている程度です。

坂口安吾は戦後だからこその文学だったのだろうと思います。
「堕落論」にはしびれました。
返信する

コメントを投稿

処世雑感」カテゴリの最新記事