甲子園大会の埼玉県予選が、歩いて15分ほどの球場で行われている。昨夜は観戦するつもりでいたのだが、今朝、雨っぽいので気分が変わった。
一日中、二階の自室で、読書とパソコン。
今、女児(3歳くらいかな?)が泣きながら、窓下を通って行った。母親らしい声が聞こえた。たしなめているらしいが、一向に泣き止まない。声が遠ざかって行った。
何かで機嫌が悪くなり、グズグズして早く歩かない女児を、置いてきぼりの仕草で母親が先を歩いている。女児が泣きながら追っているのだ。聞きながら、私の胸がキュンとなった。二人の孫娘の顔が、頭をよぎった。
長男のほうの孫娘は、あと2ヶ月で3歳になる。1歳未満で母親と死別したので、「お母ちゃん」とか「ママ」を知らない。しばらくは私たちと一緒に暮らしていたのだが、9ヶ月ほど前から、保育園の力添えを得ながら、大田区で父子二人の生活を送っている。
保育園に入りたてのころ、甘えた半べそのおり、「ママ、ママ」と言ったこともあった。ほかの子がそのようにして泣くので、「甘えの形式」として言っていたのかもしれない。その度に心は痛んだが、このごろそんな様子はない。
長女のほうの孫娘は、1歳半。長女が会社勤めなので、やはり保育園のお世話になっている。長女の夫は海外出張が多く、子育てには苦労が多いようだ。
昨日は長男の家に行ってきた。孫の成長は早く、驚くことが多い。
私は散歩の相手をさせられた。トットッと走るので、こちらも足早やでないと追いつかない。近所の神社のお祭りだったが、興味深げに見廻っていた。
長女の家には、お雛祭り以来行っていない。亭主が出張勝ちとはいえ、夫婦揃っての子育てなので、心配していない。しかし、長女は孫に風邪をうつされてこじらし、気管支炎になったとか。会社を1週間も休んだらしい。
今日は7月22日。昭和20年の3日前、私たちの町が焼夷弾爆撃を受けた。
焼夷弾を投下しながら、アメリカのB29爆撃機が飛び去って行った。妹を背負いながら、私はその様子を見上げていた。そう言えば、妹は3歳であった。
窓下を泣きながら女児が通り過ぎて行った。一瞬、胸がキュンとなり、いろいろなことを思い出した。
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