今年初めての遠出。
久し振りの人とも逢えて、心がとても弾んだ。
遠い浅間山は噴煙に霞む雪景色だったが、春がすぐ近くにまで来ていた。
拘りの癒えて車窓の雪浅間 ひよどり 一平
(こだわりのいえてしゃそうのゆきあさま)
今年初めての遠出。
久し振りの人とも逢えて、心がとても弾んだ。
遠い浅間山は噴煙に霞む雪景色だったが、春がすぐ近くにまで来ていた。
拘りの癒えて車窓の雪浅間 ひよどり 一平
(こだわりのいえてしゃそうのゆきあさま)
暖かい日差しだった。
さすがに栗鼠の家だけあって、春に先駆けて花々も咲き始めた。
しかし、今朝の気象情報によれば、関東にも降雪の怖れとか。
出かける身としては、いやーな気分です。
冬うらら栗鼠の口元せわしなく ひよどり 一平
(ふゆうららりすのくちもとせわしなく)
昨日も、暖かい日差しに恵まれた。
ふいと気分が乗って、カメラ持参でカラオケへ。格好な被写体と出会えたら、シャッターを押そうとの一挙両得の構えなのだ。
公園のベンチに、目付きの良くないノラ猫がいた。やむなく一枚撮影。
待春や猫の視線と衝突す ひよどり 一平
(たいしゅんややねこのしせんとしょうとつす)
猫の撮影は一枚だけにして、カラオケへ。
故あって、カラオケの成果は報告しません。
沢山の枯葉に覆われていた地表に、草の新芽が顔を見せ始めた。
そこにもここにも、樹々や草々の若い芽が、当然のことように萌え始めた。
そう言えば、さきほどもオオイヌノフグリが、可憐な花を咲かせていたっけ。
春がそこまでやってきたのだ。まだ冬なのに、草々や樹々が萌え始めたのだ。
病み疲れの身とは言え、私も「冬萌」を傍観しているわけには行かない。
生きとし生けるものの一員として、季節の巡りに身を晒してしまおうか!
老骨に鞭を入れて。
冬萌えやもはや迷はず髪を切る ひよどり 一平
〈ふゆもえやもはやまよわずかみをきる)
女性が髪を切るには、かなりの決心が要るのだとか。
ふーん、そんなものなんだね~
私の住む辺りでは、この頃、鴉を見る機会がめっきり少なくなった感じがします。
季節的な状況なのかどうか。
住民のゴミ出しが上手になったのか、鴉が奢ったためにゴミを漁ったりしないのか。
鴉好きの私としては、なんとも淋しい気分です。
郊外の公園に行ってみました。
常緑樹に一羽の鴉。近づいてレンズを向けたら、私を警戒している様子を見せながら、二度、三度と枝移りをした後、一声を残して飛び去ってしまいました。
嫌われたようでした。
悔いる身の為す術もなし寒鴉 ひよどり 一平
(くいるみのなすすべもなしかんがらす)